新しい営業方法

 2週間ほど前だったか、レンタカー会社の営業マンが来た。彼は私のコルナゴを見ると「自転車やってるんですか?」と聞いてきた。なんでも同じ営業所にロードバイクにハマってる奴がいて、大阪を拠点にしているチームに所属していると言うからもしかしたらどこかで会ってるかも知れませんね今度連れてきます、とのことであった。
 
 で、昨日。
 
 ほんまに連れて来た(笑)。残念ながら存じ上げはしなかったが、大阪の某有名チームで練習している若いローディーさんだった。昨日は路面ウェットと寒さに心が折れてクルマ通勤だったから自慢のC59をお見せできなかったのだが、ひとしきり自転車の話題で盛り上がった。
 
 「Mさんの脚質は?」と訊いてきたのには笑った。横で聞いていた担当営業マンは( ゚д゚)ポカーンである。ローディー営業マンの彼は見るからにクライマー体型で、清滝なら10分台で登りそうな感じだ。「私もクライマーです」と言うと十三峠とかのタイムを聞かれそうだったので躊躇せずに「スプリンターです」と応えておいた(笑)。
 
 接客中などに「私もロードバイク乗ってますねん」と話しかけてくる人と会話していると、どうやら私は自分でも意識していなかったのだがベテランの域に入るぐらいの経験者のようで、出たことのあるレース、行ったことのある場所、所有している自転車の種類など、ほとんどの人を驚かせてしまう。まあ長くやってればいいというものでもないし、長くやってる奴がエライというわけでもない。
 
 バリバリのローディーなんて基本的に自転車ショップにしか出没しなかったけど、ここ最近は自転車人口が増えたことにより一般のステージでも見かけるようになった。もしかしたら人ごみに石を投げればローディーに当たるのではないだろうか。その辺のスラリとした若者を捕まえると、ズボンの裾をまくればスネ毛は無く、腕まくりすればキズパワーパッドが貼ってあり、「脚質は?」と訊くと間髪入れずに応える。そんな人間は意外と多いのかもしれない。
 
 そんな昨今の自転車ブームを活動方法に取り入れた担当営業マンは、アホなのかカシコなのか。それは私が注文するかしないかにかかっているのだろう。カシコにしてやりたい気持ちはあるが、それはそれ、これはこれである。なかなか難しい。
 
 「今度レーパンで自転車に乗って営業しに来ます!」と言ったローディー営業マンのほうはアホである(笑)。
 

新しい営業方法” への2件のフィードバック

  1. このあいだホームページみて来たお客さんに、なんでウチに?と聞いてみたら「私もシルベストでロードバイクを買ったことがあるので・・」と言われました(^^)

  2. ほんとどこからどう繋がるかわかりませんよね~。嬉しい半面、壁に耳あり障子に目あり…(^^;;

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