210起床、300に西やんが自宅まで来てくれて自転車等を積み込み出発。340桂川到着、NAM君ピックアップして510鈴鹿到着。今年は大澤さんがチームオフィスを取ってくれていたので助かった。荷物も自転車も置けるし何よりエアコンがある。水道もトイレも冷蔵庫もモニターもある。カンペキである。
615からコース試走開始。上りの速度を確かめたりコーナーリングの感覚を思い出したりしながら4周。ホームストレートは35まで。シケインは25ぐらいまで落ちても焦らない。下りは速い人が先頭に出る。やり残したメンテナンスをする。色々と決め事が出来たので良かった。
715に試走が終わってレーススタートまで時間がたっぷりあるので1時間ほど仮眠。1030ぐらいから鈴鹿市内をぐるぐると走ってアップ。1130ごろ戻ってきて静かに待機。このスタートまでの緊張の時間は何度経験しても落ち着かないもんである。できることなら逃げ出したい。でも誰も逃げない。みんな怖くないのだろうか。いや、怖いくせにヤセ我慢してるだけだろう。そんなことを考えながらひたすら待つ。
スタート集合場所まで移動してラインに並ぶ。改めて鈴鹿サーキットのアスファルトの上に立つと、あの独特の雰囲気に飲まれそうになる。道幅がとても広く、横断歩道も無ければマンホールもない、ただだだっ広い黒いアスファルトの上にポツンと置かれると、周囲からアスファルトに取り囲まれるような気がする。
そうこうしているうちにいよいよスタート。NAM君先頭。直後の上りは35止まり。シケインは30弱。なかなか私にとってはナイスな導入であった。さっそくここで死にそうになった去年とは大違いである。シケインを抜けて130Rへ。若干の下りなので呼吸を整えながらソコソコのペースを維持する。
スプーンカーブの上りをエイヤっとパスし、シケインの下りへ。コーナーの立ち上がりで踏み込むと、軽い西やんが遅れ気味。デグナーの上りもエイヤっとパスしてS字の下りへ。ようし、なんとかここまでは破綻せずに走れている。パイロンで狭められた最終コーナーを回ってホームストレートへ。上りは協定通り35で。確か2周目のホームストレートでの先頭は私だった。最終コーナーから立ち上がって45ぐらい。だんだん落ちてきて38ぐらいをなんとかキープしつつも、「35まで落としてもいいんだ」という余裕を持ちながら先頭維持。じわりじわりと落ちて35。さらに落ちそうになるが必死で35を維持。シケインで28ぐらいまで落ちたけども、それは作戦の範囲内。心臓はかなり苦しいが、このあとの下り基調で回復させる。
やはり鈴ひろさんと私が重い分、下りの速度が速い。体重の軽い西やんは下りでも踏み続けなのでかなり消耗しているようだ。シケインの立ち上がりでは車間が随分と開いてしまうこともあった。中盤から終盤になってくると私もかなり苦しくなってきて、登り坂で千切れそうになりNAMくんに「落として!」と何度か声をかけた。上りが得意な人と、下りが得意な人。それぞれが得意なステージで先頭を引こうと予め決めていたが、安易にそうしてしまうと得意でないステージで着き切れしてしまう。かと言って得意でないステージで先頭を引くのは列車の速度を落としてしまう。鈴鹿はそういう意味で非常に難しい。ここで勝とうと思ったら、ローテの美しさやチーム力とか云々よりも、まずは個人技の向上である。どこでもガンガンに速い奴がパッと4人集まったほうが、鈴鹿では強いのではないかと思う。
なんとか4人で固まりながら残りの距離を消化していく。今年も鈴鹿のインターバルにやられた感じ。脚は残っているように思うけどとにかく心肺が苦しい。もっと長い距離のチームTTならと考えることがあるけど、やっぱりレースはなんでも苦しいものだ。この苦しさに慣れることなんてないのかな。楽なレースなんてない。みんな苦しい。ラストのスプリントは3番手でゴール。第1ヒートの中では7位。第2ヒートも合わせて全体で12位という結果だった。
とは言え去年は痛恨のDNF。その後の反省会でも、誰が悪いということはなくて強いていうなら全員が悪かったな~なんて話をしていたけど、全員の悪さが集合した結果、西やんの大怪我ということになったのだ。我々の悪さを一手に引き受けて、「全員が悪い」で済ましてはアカンだろう。1人だけ痛い思いをさせといて自分は翌日から普通の社会生活に戻った罪悪感みたいなものがずっとこの1年残っていて、今年はなんとしても西やんをゴールまで連れて行くというのが、密かな私の目標だった。
それが達成できたことは素直に嬉しい。ヘロヘロでゴールしたあとに、西やんが小さくガッツポーズをしたのを見た。それを見たとき、ようやくこの1年の呪縛から解き放たれた気がして涙が溢れ出てきて、ちょっとメンバーとは離れて涙を隠しながら1人でブラブラと各社のブースで賑やかな会場をしばらくうろついた。
暑いね。鈴鹿は暑い。この腹が立つぐらいの暑さもこれで終わりかと思うと少し寂しい。今年もとても楽しい夏になった。やっぱりこの4人で走るのは楽しいね。来年もやろね。
応援してくださった皆様ありがとうございました。
まずは、チームの皆さん、感動をありがとう。。。。。。。
Mさ~ん、、、、、、、、俺は、PCの前で涙ぽろぽろですわ。
1年間、色々と背負われはったんですな。もう、解放で良いやん。(ですよね)
また来年、あのゴールへ!!!です。
Mさん、運転その他いろいろありがとうございました。
去年の鈴鹿から今年の鈴鹿まで本当にいい経験ができました。いい大人になってこういうことができている我々はハッピーですよね。やっぱり面白いチームTT。大袈裟かもしれませんがこれはボクの人生の一つの財産です。
来年もまたやりましょう。
bfzさん。応援ありがとうございました。今年は気負うことなく鈴鹿を楽しめたように思います。来年も頑張ります!
西やんお疲れ様でした。ほんとイイ財産やね。自分史に残るよ。来年はマジで上位狙うでーー!
とりあえず、どうすれば今の壁を超えられるのか。その辺の話し合いが必要やな。反省会しよ。
来年はM君がもんのすごいTTマシンに乗って疾走している姿が私の水晶玉に映っております~。
完走おめでとう、むふふ。
鈴ひろさん、なんと言っても個人技アップでしょう。とにかくこのオフは乗り込むわ。そして貯金(笑)。
ロラあにき、スポンサードプリ~~~~ズ!!
おつかれ様でした。えー話に触れることができて、嬉しいですわ。
来年は6年続いているオヤジ朝練メンバーでM君チームと競い合いたいですわ。
仲間はいいですね。
konaあにき。サイクリストとして尊敬する人と同じレースで走れることは嬉しいけど、、またライバル増える~~(泣)。
ともかく怪我しないようにお互いがんばりましょう!