バイバイリ~~ン!


 
 タイトルに深い意味は無い。なぜか今日も思い立って1時間早出の十三峠周りで出勤。で、今日もカラダは重いまんま。荷物が多い日と重なってしまったのでさらに重い。昨日とどっこいどっこいのペースで登頂。腰が痛い。コンクリートに丸いポコポコがある激坂を押して登り、追分梅林を抜けてとある民家の見事な梅の木の前で撮影。今日は雨男のにしやんがいないお陰で(笑)、青空にピンクの梅が映えて美しい。
 
 C59はホイールにある程度の遠心力が働いていないと本当になんもオモロない自転車である。10km/h以下の速度ではイタリアに送り返したろかと思うぐらいだ。送り返せへんけど。ヘロヘロで十三峠をクリアして、今日はもうアカンわ~と思い込んでいたのに、少しでもスピードが上がるとちょっとぐらいの坂なら一気にダンシングできるほどまでに復活する。だからこれからC59で十三峠以上の斜度の坂は登らないことに決めた(笑)。
 
 
 話は変わるが、外環の交差点で信号待ちをしていると、ボロボロのママチャリに空き缶を満載したヨレヨレのジジイに声をかけられた。「ほっそいタイヤやの~」とか「いくらぐらいすんねん」とか、お決まりの質問を一通りされた。やはり歯は1本しかなく、その1本がやたら長いので私はそれに釘付けになってしまった。なぜ1本だけ長くなるのだろうか。歯茎が痩せてしまっているからそう見えるのだろうか。まあそんなことはどうでもいい。
 
 空き缶を集めて稼ぐことを生業にしているのなら、運搬効率の悪いママチャリなんぞやめてリヤカーにせいよとアドバイスしたい。せえへんけどな。以前にもどこかで書いたが、ああいうジジイと、そうでないジジイとを分ける人生のターニングポイントってなんだろうかと常に思うのだ。景気とかバブルとか運とかそういう類のせいではなく、やはり本人に何かしらの原因があって、ああいう底辺の生活を余儀なくされているのではないかと考えるのだ。
 
 私は空き缶集めのダンボールジジイにはなりたくない。でもそうならない為にどうすればいいのかわからない。だけどやっぱり自分に負けたらダンボールジジイに近付いてしまうのではないかという想像ぐらいはつく。だから早起きして十三峠登るようなもん。ここで二度寝したら行く末はルンペンやぞ~って、自分に言い聞かせて起きる。毎日どんだけ追い詰められてるねん。
 
 
 4月2日(月)晴れ。十三峠経由通勤往復65km。寒かった。