9月18日(日)は舞洲クリテだ。マラソンの練習に取り組まないといけない時期はとっくに来てるのに、自転車レースにエントリーしたりなんかして、自分でも何やってんねやろと思う。クリテリウムというと狭いコースをぐるぐると周回するレースであるので落車が多い。巻き込まれる恐れもあるし、自分が引き金になってしまうかもしれない。先日間近で仲間の落車があって大変な思いを目の当たりにしてるのにホンマ何やってんねんである。
これまでこの手のマスドレースにエントリーした場合、とにかく落車だけは避けるように心がけていた。その為には前方で展開しないといけないし、危なっかしいやつを早期発見して離れておくなどの対策をするわけだが、なんかそればっかりでもおもろないなーという気がしてきたのだ。
ボクサーに例えるとちょっとアレだが、ボクサーがなぜボクシングを続けられるかと言えば、日々の練習ももちろんあるけど、周りの理解があるからだ。そっちの方がデカイのではないかと思う。怪我に対するリスクへの心構えとその対策が、本人だけでなく家族を含めた周りのスタッフ全てカンペキに整っている。万が一怪我しても、どこの病院に行ってどの先生に診てもらって、その間の収入は誰が補って、というのが完成しているからこそ、ボクサーはボクシングができるのだ。
相撲取りもそうだ。それらのリスクに見合う何か(お金・名声)があるからこそ、周りを含めた理解を得られる。若乃花が引退してちゃんこ屋を始めたのはその辺のバランスが崩れ、リスクのほうが大きいと判断したからだと思う。「相撲が好き!」というだけでは続けられない世界である。
だから我々サラリーマンローディーだって、「自転車が好き!」「レースが好き!」だけでは続けられない。好きなら好きでええけど、家族も仕事もあるんやから、まずは周りをしっかり固めてから取り組めよーということである。今回の舞洲クリテへのエントリーは、そういったことが整っているかどうかの自分への問題提起というか、チャレンジであると思っている。落車して怪我しても、全てうまくフォローできるかどうか、それを整えておくことはサラリーマンローディーの鉄則だ。それが確立していないまま怪我をして、「もうレースなんかせえへん~~」なんて言うのはちょっと違うと思って。