2011大阪ハーフ

 1年ぶりの大阪ハーフ。去年はローディーのお遊び的感覚で参加、ペースが掴めずに閉まり行く関門との戦いとなったが、今年は準備万端、自他共に認めるランナーとして参加してきた。
 
 水曜から禁酒して丸3日間も肝臓を休ませた。食事も炭水化物中心とし、前夜にはカキフライを食すという徹底ぶり。今までアルコールを分解するという仕事しかしていなかった肝臓が本来の仕事をしている感覚が手に取るようにわかる。筋肉にはグリコーゲンが蓄積され、今にもバクハツしそうな感じである。
 
 スタート地点の大阪城公園までは自宅から約1時間歩いた。かなり気温は低くとても寒かったが歩いているうちに温もってきて調度良かった。受付と着替えを済ませ、木馬メンバーと合流。私も申告タイムを少々偽って前の方でスタートする魂胆だったが、他のメンバーは私のさらに上を行く偽りにより、Bグループスタートというツワモノもいた。私はDグループである。大阪ハーフで記録を出すには嘘も方便というところか。
 
 12時10分スタート。
 
 しばらくは渋滞の為に自分のペースでは走れない。今年は大阪城公園スタートとなったので道幅が狭く、カーブも多くて転倒者が結構いた。来年には改善して欲しい部分である。しばらくは集団のペースで走る。結構速いと感じた。でもこのまま着いて行こう。しんどいと言ってもたった2時間弱である。ガマンガマン。
 
 いやホントね、今年は非常に調子が良くて、心配していた関門プレイなどなく、ブロガーとしては見せ場の少ないレポートです(笑)。
 
 約半分の10km地点、そろそろバテてきているランナーを横目にペースを上げる。とっても調子が良い。ようやくカラダがほぐれてきた感じさえする。肘を後ろへ引き、胸を開いて前傾姿勢を取るとペースが上がる。これは先日2時間走ったときに発見した。私にはこの走り方が合っているのだろう。
 
 アミノバイタルゼリーをチビチビ飲みながら走る。これも良かった。ハンガー気味になることもなく、一定のペースを維持できた。落ちてきたランナーをどんどん抜かす。コレだよコレ!オレがやりたかった後半ごぼう抜きはコレだよ!とか思ってニヤニヤしながら走る。しかし残り3km地点、長居競技場に入る頃に少々脚が辛くなってくる。このへんでちょっとペース落ちた。とにかく長居競技場に入ってからが長かった。
 
 同じ1kmでも、「知らん間に走ってた」というのと、「あと500m、あと200m…」と刻んでいくのとでは精神的ダメージが全く異なる。最後の2kmはまさに後者。いつになったらゴールするのか不安になる。このまま走り続けられるのか…。
 
 それでも競技場のトラックの中に入るとすごいテンションが上がった。視野が一気に開けて、オレンジ色のトラックと、晴れ渡った青空と、そして歓声。スゲー。広い~。
 
 最後の100mは全力ダッシュ。最後のごぼう抜きを満喫してゴール!振り向いて帽子を取ってコースにお礼。
 
 
 自己ベストを10分以上も上回った。手元の時計は1時間48分。公式記録は1時間50分。やった~。夢のハーフ2時間切り達成できた~~。
 
 各地で応援してくださったアニキアネキ、寒い中ありがとうございました。おかげで良い記録が出せました。