宇治単独往復

 盆休み最終日、墓参りを兼ねて宇治方面へ走ってきた。少し朝にダラダラしてしまったので7時半ごろ出発。コドモに捕まりかけたがゴセイジャーに釘付けにして逃げを決めた。
 
 淀川~木津川~宇治川と、リバーサイドコースを走る。今回導入したDHバーのおかげで平地は楽勝である。少々の向かい風も気にならない。快調なペースで飛ばす。しかし御幸橋を過ぎた辺りで痛恨のパンク。いいペースで来てたので一気に萎える。ダラダラとタイヤ交換してダラダラとリスタート。
 
 宇治川付近で道をロストして迷いに迷う。なんとか霊園まで着いてちょっと墓参りしてすぐに帰路へ。帰りも道に迷う。京阪沿いに走ってると思ってたらなんと近鉄だった。このままでは奈良に行ってしまうではないか。すぐに修正して木津川沿いに出る。だいぶ遠回りした。
 
 そこからの川沿いは終始向かい風。DHポジションで延々走るが、だんだん手首が痛くなってきた。DHポジションも奥が深い。ばっちり決まるポジションを出すまで相当時間がかかると思われる。
 
 途中でケストレルのTTバイクに乗った方と一緒になる。流しておられたようなのですぐに追い抜いたが、車止めをキャンセルする裏道を熟知されているようで、私が車止めで手こずっている間にすぐに追いつかれる。そんなことを何度も繰り返しながら豊里大橋着。たいした補給もしていなかったので腹ペコ。自信の無いラーメン屋で補給して木馬で談笑して帰宅。
 
 曇り空だったのでそんなに暑いことはなかったけど、淀川沿いでこまめに水を浴びたりして冷却した。年々暑さに弱くなっていく。自分がどの辺りでハンガーノックになって、どの辺りで熱中症気味になって・・・・、という「実験」は毎年やっておきたい。今回はそういうことも兼ねてできたので良かった。単独で走るといろんな実験が出来てそれはそれで楽しい。もちろんみんなで走るのも楽しいけど。
 
 ちょっと話変わるけど。
 
 ロードバイクがただ単純に、風や斜度やその他の走行抵抗に抗い続ける乗り物だとするならば、DHバーは必須アイテムだと思うのは私だけだろうか?なんでドロップハンドルはあんな変なカタチをしているのだろうか。それならばいっそのことDHバーを含めたカタチであるべきだと思ったりする。それほどまでにDHバーの優位性を感じた練習だった。
 
 帰りしなにTTバイクの人と一緒になってジロジロとチラ見させてもらったけど、TTバイクほど美しい乗り物はないと思う。ただ速く走る為だけのたった一つのことを追い求めたカタチは、どうやっても美しくなってしまうのだろう。戦闘機だってそうだ。速く飛んで速く攻撃して速く帰還する。それだけを追い求めたらあんなに美しいカタチになった。スーパーカーもしかり。
 
 ドロップハンドルに応急的に取り付けられた我がバイクのDHバーでもこんなに効果があるのだ。その為だけに作られたバイクに乗ったら、もう鼻血が出て止まらないくらいに興奮するだろう。いつかは手に入れたいものである。