タイヤが減って困る。特にリヤタイヤが減る。通勤で使うとイチコロである。
タイヤは安くない。軽自動車のタイヤが余裕で買える。チューブラーは高い。安いチューブラーでもいいのだが、安いヤツは延長バルブかつけられないからコマル。なんとかならないもんですか。
コルナゴ貯金が貯まるペースと、タイヤにかかるお金のペースがトントンってどういうことやねん!と叫びたい。これからワタシは一生、タイヤの為にコルナゴ貯金を続けるのか。それはコルナゴ貯金ではなくタイヤ貯金なのではないのか。
しかしまあ直径2cmやそこらの接地面積で、ワタシの強大(?)な脚のチカラを推進力に換えているのだからしゃーないと言えばしゃーない。ワタシの自転車ライフは直径2cm程度に支えられているのだ。それが無ければ走ることはもちろん止まることも曲がることもできない。
そんなことを考えながら走ってると、自転車ってホンマにすごいと思う。
脚でペダルを踏んづける。そしたらそのチカラは、シューズの底から最後に路面に伝わるまで、どこををどうやって伝わって行くか・・・・なんて考えたことあります?
シューズの底→クリート→ペダル→ペダルシャフト→クランク→スパイダ→スパイダボルト→チェーンリング→チェーンピン→チェーンプレート→チェーンピン→チェーンプレート(20回ぐらい繰り返し)→リヤカセット・・・・全部書くのめんどくさなってきた。でもここまで書いたら頑張ってみる。
フリーボディ→ラチェット→ハブ→スポーク→ニップル→リム→タイヤ→やっと路面。嗚呼めんどくさ。これだけめんどくさい通路を通って、サイクリストの皆様のパワーは路面に伝わっているのです。専門家に言わせたらもっと細かくなるかもね。
何がすごいって、それぞれの部品がめっさ小さいこと。チェーンピンなんてあんなもん1本ぐらいなら間違えて飲み込んでも多分カラダには何の影響も無いと思うよ(飲めへんけど)。そんな細かい部品がひとつひとつ正しく機能するからこそ、清滝アタックもヤビツアタックもできるっちゅうハナシである。
そろそろ叔母さんに頂いたブランデーが回ってきましたよ。
ちょっと待ってくださいよ。自転車は加速するだけじゃなくて、ブレーキもするし、カーブもするし、カーブしながら加速したり、立ち漕ぎしたりする。
ライダーの脚のチカラを路面に伝えるだけじゃなくて、ライダーの腕のチカラをフレームに伝えたり、路面からのチカラをライダーに伝えたり、路面からの衝撃を伝えたり伝えなかったり、遠心力とか慣性力とかそういう自然のチカラを“いなしたり”してる。
それらのチカラの伝達ルートを考えながら走ったことありますか!?
ものごっつい仕事してますよ自転車って。多分オートバイとかクルマとかよりややこしい仕事してますよ。そーゆーことに気が付けば、「コルナゴ100万円!」も高くはないように感じるから不思議ですな。おいヨメ!気付け!(←酔うとグチっぽくなる傾向)
そーゆーややこしい仕事が最後の最後に集まってきて、全てのシワ寄せを全て受け入れて、身を粉にして働いてるタイヤって素ん晴らしい!なんか他人とは思えなくなってきました。
タイヤ交換しよ。
ちなみに画像はヤビツの乱のときのん。