昨日の夕方、実家から自宅まで清滝を越えて帰った(もちろん自転車ですよ)。163号線から左へぬけて踏み切りを渡っていざ坂道!いままでかぶっていたニットの帽子を脱ぎ、ジャンパーのポケットに突っ込んでアタックを開始した。荷物は嫁の運転するクルマに預けてある。風もなし。なかなか調子が良い。タバコをやめたせいか、息も切れない。「こりゃ〜もしかするともしかするで〜」なんて考えながら上った。
しかし、ガンガン攻めているとやっぱりしんどい。頂上に着く頃には酸欠でアタマが痛いほどだった。非公式なのでタイムは公開しない(こうやって書いたらみんなビビってんちゃう〜?)。
交差点の歩道でへたりこんでしばらくしてから帰ろうと、ジャンパーのポケットを見たらニットの帽子がない!どこかで落とした!あれは嫁のを借りていたのだ。何を言われるかわからない。しかしどこで落としたかもわからない。しかたがない。引き返そう・・・。引き換えしたのはいいがどこで落としたか見当がつかないので、結局一番下まで下り、ゆっくり探しながら上っていった。
ゆっくりゆっくり上る。だんだん暗くなってきたので見落とすかもわからない。本当にゆっくり上っていった。
さて、ここでタイトルにもあるように「悟り」を開いたのだ!
ゆっくりゆっくり上っていると、ぜんぜんしんどくないのだ!「あたりまえやん」って言わないでほしい。
僕は坂道を上るとき、あまりダラダラ上るより、なるべくサッサと上ったほうが疲れないと思っていた。しんどい時間は短いほうが良い。坂道はしんどいものだ。速くてもゆっくりでもしんどいものはしんどい。だからサッサと上るのだ。
ところが帽子を探しながらゆっくり上っていると本当に疲れなかった。ということは、もう少しつっこんで考えれば、上り坂はしんどいものではないのだ。ラクに速く上ってしまうことが可能なはずだ。「清滝は疲れる」という常識をくつがえすことができるはずだ。
数学的に考えてみよう。体重68kgと自転車9kg、合わせて77kgが226mの高さまで上がるとき、必要なエネルギーは・・・・。誰か続きを計算してくれ〜〜。