先週から「救命病棟24時」というドラマを見ている。僕はあまりTVドラマをかかさず見るということはめったにないのだが、松嶋菜々子が出演しているということだけで見るようになった。先週の第1話でいきなり東京で大地震が起こり、救命病棟の舞台から大災害時の人間ドラマの模様を描いている。
阪神大震災10年であるとか中越地震などがあり、タイムリーな時にこんなドラマを放送するなんて、テレビ局のシタゴコロがありありと見えて、ちょっとシラけ気味で見ていたが、第1話の地震のシーンが凄まじく、震災を体験したものにとっては少し怖いぐらいだった。
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p> こういった大災害時には救命救急センターなんかはとても忙しいと思う。いや、忙しいどころの騒ぎではないだろう。日本のような地震大国にはもっともっと大災害時専門の医師みたいなのが必要なのかもしれない。
ドラマの中で、人の命を救うのに権力やお金や決まり事なんて関係ない、というような内容がある。多分このドラマのキーワードになっていくのだと思う。部屋のタンスやテレビが倒れてこないようにするのも災害対策だが、ある程度の救命応急処置を知っておくのも大切な災害対策と言えるのではないだろうか。
とまあ、ここまではそこらのコラム欄にかいてある。ここからがほんとうの「M君の日記(仮名)」である(このフレーズが好きだ)。
医療の現場はTVドラマや物語によく使われる。命を扱う仕事なので感動を呼びやすいからだと思う。ところがTVドラマ等に出てくる自動車整備士は大抵、ヤンキーだったりヤンキーの先輩だったりする。みんな金髪で高校中退っぽい奴らが働くイメージになっている。しかし、われわれの仕事もお客さんの命を預かっている。ブレーキなんて適当に作業したらえらいことになる。ヤンキーだろうが中退だろうがクルマオタクだろうが、真剣に仕事をしている(はずだ)。なんとか自動車整備士が、ドラマに出てくる医者のようにかっこいい職業にならないだろうか。どうもまだ3Kのイメージが残っている。
江口洋介が整備士で松嶋菜々子が乗っているボロいクルマを修理する。そのクルマは昔付き合っていた彼氏が乗っていたが、事故で死んでしまった。そんなクルマを廃車することができない心を閉ざした女性と、密かに想いをよせる整備士のラブロマンス。もちろんラブシーンはクルマの中で・・・。
お〜い。誰か止めてくれ〜。