宮沢賢治

 最近のマイブームは宮沢賢治を読むこと。

 以前、タカラヅカオタクの友達に『イーハトーブ 夢』のビデオを借りた。宮沢賢治の生涯と『銀河鉄道の夜』が交叉する、なかなかおもしろい舞台だった。それ以来、「宮沢賢治読みたいなあ」と思っていたのである。

 そんな中、先日本屋で『銀河鉄道の夜』を見つけた。しかし僕の興味をそそったのは普通の文庫本の方ではなく、今流行り(かどうかは知らないが)の「音読本」というやつだった。

 手に取ったその本はふりがなまで振ってある大きな文字で書いてあり、しかも『銀河鉄道の夜』だけでなく、『イーハトーブ 夢』で夢輝のあ が読んだ『雨ニモマケズ』、そして『セロ弾きのゴーシュ』、その他数本の代表作が収録されていた(『注文の多い料理店』がないのが残念だが)。

 その本によると声を出して読むことは脳に刺激を与えるとのこと。とにかくよくわからないがアタマがよくなるらしい。嫁が宗一郎にこれを読み聞かせてやれば、2人いっぺんにアタマがよくなるのではないだろうか。そんな期待をしているのだが、その本に挟んであるしおりがなかなか先へ進んで行かない。