自転車療法

 最近は天気が微妙な日が多く、自転車に乗る機会が少なかった。そのせいかどうもカラダの調子が悪い。

 私は自転車に乗ると、肩コリがなくなったり、それから来る頭痛が治ったりするという体質の持ち主である(まあ運動をすると血行が良くなるので、こんな体質は私だけではないと思うが)。だから最近は、全身に不純物というか、コリというか、なんか重たいモノがずっと残っていたのだ。

 で、今日は久しぶりのオフ。しかも天気は快晴に近い。朝から近所を自転車で走り回った。

 大阪側に向けて山を上り、緑の文化園方面に走り、アイアイランドの中をぶらぶらし、阪奈道路を60km/hで下り、生駒市街地を抜けて、約1時間程で帰って来た。するとエライもんで、さっきまであった肩や背中のコリがなくなり、頭痛もきれいサッパリなくなっている。朝からバファリンのお世話になるよりずっと良い。

 ああ自転車ってスバラシイ、と思う瞬間である。

 クルマのスピードでは見つけられなかったお店や抜け道、歩くのにはちょっとツライ上りや距離、直接肌で感じる季節の変わり目や風の匂いなどなど・・・。自転車の良さを挙げるとキリがない。それら自転車の良さをわかっているからこそ、自転車好きは自転車に乗る。

 自転車に乗る理由はたくさんあるけれども、私が自転車に乗る大きな理由は、「ココロとカラダの調子が良くなる」からである。