3月もそろそろ終わり。通勤路にある桜もチラホラと咲き始めていて、春が近付いているんだなと感じさせる。
桜だけではないけれども、植物、動物、虫など、自然界の生物はどこかにスイッチがついていて、誰かがONして回ってるんじゃないかと思うぐらい、毎年正確にこの時期になると活動を始める。毎日カレンダーを見ているはずの人間の中には、季節の変わり目について行けなくてカラダの調子を崩す人もいるのに。
何か新しいことを始めたいなと思うのもこの時期の特徴だろう。
私の周りにも自転車に乗り始める人がチラホラと現れ、その中に最近知人からロードを安く譲ってもらった人がいる。その人は私の仕事関係の業者さんで、1年ほど前にMTBを買ってから自転車の楽しみにハマってしまったのだ。そしてこの春、ロードデビューである。
彼は当社に納品に来る度に私のロードを見て、「おぉ〜」とか「へぇ〜」とか言って穴が開くほど眺めている。もともとクルマの整備をやっていた人なので、私と同じく、値段や実用性の前に、メカニズムやスペックや製造過程や製品の歴史等に惚れてお金を使ってしまうタイプ。
私を含め、これを読んでいるエンスーなみなさんは、
「そんなもんに何十万もかけるなんて・・・!」という、一般人の常識から出る(すごく単純でそして正しい)この言葉を何度となく聞かされて来た。彼もこれから、奥さんや周りの一般人からこの言葉を聞かされることは間違いない。しかし、それにメゲずに頑張っていただきたい。
春だからこそ、恋もしたくなるし気取りたくもなる。それはキャンディーズも言っていた。
春だからこそ、デュラエースもオデッセイも薄型テレビも欲しくなる。それは私が勝手に言っている。