修理の法則

 (よ)さんがLOGOちゃんの修理で来店された。ドライブシャフトブーツの交換という作業で、左右交換して約2時間弱ぐらいの作業なのだが、(よ)さんはずっと私の横でLOGOちゃんのオペの様子を見守っていた。彼は自分の愛車がリフトで高々と上げられると、その下に入りしげしげと眺めている。その目が子供の目と全く同じなのでオモシロイ。

 ところで最近(よ)さんのLOGOを触る機会が多い。

 何かの研修の時に、「お客様がディーラーに来店されるのは年に約1.4回」というのを聞いたことがある。だからその少ない機会を大切にしてお客様を満足させないといけないよ、という内容だったと思う。確かにガソリンスタンドやカーショップなどに比べるとディーラーはかなり不利である。

 そう考えると(よ)さんのLOGOは結構多い来店回数となり、つまりそれは「最近よく壊れる」ということなのか。いやいやそうではない。点検したり部品を取り付けしたりする時も、1回の来店の内に入るので、「よく壊れる」ということではもちろんない。

 だから(よ)さん、安心して下さい。決してLOGOちゃんの寿命が近づいているということではなく、(よ)さんがLOGOちゃんのことを大切に思うから来店回数が増えるのです。前にも言いましたが、クルマの寿命はオーナーの思いやり次第です。

 しかーし!
 立て続けに壊れるということは、残念ながらある。「このクルマ最近よ〜来るなあ」というマーフィーの法則(古っ!)的なことは、確かにある。修理した次の日に、全く違うところが悪くなってまた修理、そしてまた次の修理・・・。最後には「そろそろ乗り換えかなあ」となる。そんなお客さんをたくさん見てきた。

 (よ)さんのLOGOちゃんが「修理の法則」にハマらないように願っております。