ゴレンジャイ!

 私はどうもリッツとは縁が無いようである。

 去年の秋リッツは子供が急に熱を出してイノウエさんに代走をお願いしたし、今回の春リッツも子守&出産待ちで出場出来ず。リッツに関してはいつもモンモンとしながら皆さんのリザルトやレースレポートを見ることになる。

 我が木馬メンバーからも数人が出場し、特に私と実力が近いと思われるn原くんやまっさんが大健闘したという情報は、嫁がいないことをいいことに、毎晩飲んだくれて3キロも4キロも体重が増えてしまった私には少々耳が痛い。「今日は何km走りました〜」とか「今日はどこどこ何周しました〜」とかをエラソーに公開する私よりも、黙ってレースで結果を出すn原くんとかまっさんがとてもカッコ良く感じる。

 よく一緒に走ったり練習したりするメンバーで、私と同じ位のレベル(と勝手に思っている)なのは、n原くん、まっさん、かなたにさん辺りだけど、そこにイノウエさんがリハビリを終えて復活してきたりすると、5人がそれぞれの個性を出し合って同じレースに出場出来たりしたらおもしろいだろうなと思う。

 スタートしてしばらくはイノウエさんが引っ張り、山岳はまっさんがペースメーカー、集団から飛び出すヤツがいればかなたにさんが反応して説得しながら集団に戻し、n原くんはレース状況やチームメイトの状態を冷静に判断し有利な作戦を練る。そして私はレースレポートを少々オモシロオカシク着色してブログにアップする。

 そんな5人がいつか同じレースの同じカテゴリーに出走出来たらいいな、なんて妄想しながらこの日記を飲みながら書いている私は、やはりレポート担当である。

昨日リッツの人

 大変お疲れ様でした。落車も結構多かったそうで。お大事に・・・。

 さて私は、皆さんが立命館大学内でモガいている間、子守にモガいておりました。1歳8ヶ月の息子と6歳になる友人の娘さん、たった2人の子守でしたが、きっと琵琶湖2周してる方が「ラク」かと思われます。

 詳細は思い出すだけでしんどいので改めて書きはしませんが(笑)、なんで子供の体力って無限なんでしょう。走り回るわ跳びまくるわ登りまくるわハト追っかけ回すわコケまくるわしてるのに、まだ「遊び足りない」的オーラを出します。

 まあそれでも限界に達したら電池の切れたオモチャのように「コテン」と眠ってしまうのですが。ていうか寝ていらんところで寝るんですけどね。頼むからもうちょっと歩いてくれよ、みたいな。

 しかし、男手ひとつで2人のやんちゃを子守していると、世間の目は非常に暖かくて優しいことを発見しました。公園では知らないおじいちゃんに「若いのに関心やね〜」なんて言われるし(そんな若くもないんですけど)、マクドナルドでは隣のおばちゃんに「大変ですね〜」と声を掛けられる。店員さんは食べ終わった後の片付けもしてくれたし、息子の手や口をナプキンで拭いたりしてくれた。

 う〜ん、なんかとても新鮮。

 全くのアカの他人で、日頃何の接点も無くすれ違うだけの人々が、「子供連れ」ということだけで接触する。まあそれは「犬連れ」でも「自転車乗り」でもそうなんですけど、それでもかなり世代の違う者同士が公園やマクドで会話するということはなかなか無いでしょう。

 「子はかすがい」ってイイ言葉ですねぇ。



 早くも息子に彼女が出来ました。

明日リッツの人

 頑張ってください!

 けいはんなクリテリウムで撃沈した私のアドバイスが有効かどうかはわかりませんが、落者に気を付けつつ集団から離れないように!これだけ。気が散るからメーターとか外してた方がいいかもね。

 苦しいところからアトどれぐらい踏ん張れるか。根性シボり出しで漕いでください。

 あ〜、言うだけはラクだな〜(笑)。

 嫁の実家にはピアノがある。電子ピアノじゃなくて本物のアップライトピアノ。知り合いに「使わないから」ということでタダでもらったのだけど、宅配と備え付け(2階)と調律一式でで5万円ぐらいした。

 自分の披露宴でカッコつけて弾いたはいいが大失敗。以来ピアノからは足を洗って全然弾いていなかったのだけど、「もしなんかあった時の為に」1曲ぐらいはソラで弾けるように、嫁の実家にいる時ぐらいは弾くことにした。まあ5万円もかけてせっかく大復活したのに誰も弾く人がいなかったらピアノも不憫だろう。

 ピアノでも何でもそうだと思うけど、「1日サボったら3日サボったことと同じ」と言われるぐらいだから、披露宴で最後に弾いてから2年以上まともに触っていなかったことを考えると、もうすでに「弾けない人」と同じレベルである。得意だった曲も、初めて弾けるようになった曲も、コレ弾いたらイチコロ(と勝手に妄想している)曲も、その他たくさんのレパートリーもほとんど忘れてしまった。

 弾ける頃は白魚のようだった(と記憶している)指も、いつの間にかカサカサでゴツゴツでサカムケでツメの間には油の黒いヨゴレが付いていて、悲しい疲れたオッサンの指である。ニワトリの足みたいだ。

 鍵盤にはあまりにも似合わない指を、ぎこちなく動かしながら「オトンの手もこんなんやったなあ」と思い出す。

 今日から自宅にある電子ピアノで始めよう。激しい曲は階下の住人に迷惑をかけるので静かな曲を再練習しよう。まずはベートーベンの『月光 第一楽章』から。

料理って楽しい

 今日の晩ゴハン。

 レトルトのカレーは親戚が大量に送ってくれるので有り難い反面、消費に困る。カレーライスにも飽きたので、カレーうどんにしてみる。

 冷凍うどん1玉を解凍して200ccのカツオダシとカレーを混ぜてしばらく煮込む。冷凍ピラフを炒め、冷凍焼き鳥をレンジでチン。かなりウマい!

 料理のレベルアップのスピードがハンパではない。「溶かす」とか「フヤかす」とかの単語が「炒める」とか「煮込む」とかに変わっただけでも進歩。自分の多才さが恐い。


 しかしカレーにも飽きた。なんせ弁当がコレ。

 キレンジャーになってしまう日は近い。

損して得取れ

 誕生日と結婚記念日のお祝いを兼ねて、嫁にメガネを買ってやった。痛い出費ではあるが「損して得取れ」の精神を信じて断腸の思いでコルナゴ貯金を切り崩した。アホみたいに喜んでいる様子を見ると、私の作戦もまんざらムダではないようだ。

 さて、某自転車屋店長は私のコルナゴ貯金がまだ90万円に程遠いことを知っていながら、「コルナゴ注文しとこか?」としつこく聞いてくる。あまりにしつこい。「イヤイヤまだですよ」と言っているのにかなりしつこい。私が思うに、それはつまり「お金は後でいいよ」ということではないかと思う。ついに私も「ツケ」が出来る客に格上げされたようである。

 まあ当然と言えば当然である。このブログに、全国の自転車好きが読むこのブログに(!)、今や天声人語と肩を並べるとウワサのこのブログに(!!)、リンクを貼付けているのだ(しかもバナー付き!)。広告費だけでコルナゴの1台や2台、安いモンである。

 そうか!そうやん!なんで今まで気付かへんかってん!俺!

 「タダでええよ」ってことやん!!!

 したがって残すは「嫁の説得」だけである。まあコッチの方も「メガネ作戦」により陥落は近い。花束でも買って帰ればイチコロである。

 ・・・・・。

 ここで一句。


「上り坂 僕と君なら 下り坂」

ナンバークラブ

 mixiの方でいろいろとコミュニティに参加してみた。

 全くの他人同士が、例えば私の場合なら「大宮小学校」というコミュニティの中で、出身校である大宮小学校の話題で盛り上がる。「バックトゥザフューチャー」というコミュニティの中では「あのセリフ良かったね」とか「あのシーンは泣けた!」とか言い合ってる(書き合ってる)。

 全然知らない。顔も見たこともないし声も聞いたこともない。そんな人達と共通の話題で盛り上がるのは楽しいことだ。同じコトを共感するのは誰だって楽しいと思うけど、それが初対面の人であったりインターネットという顔を合わせない環境だからこそ楽しさは倍増するのだと思う。だってイヤになれば簡単に退会できる。「輪」に入れないなと思ったら簡単に逃げることが出来るのである。現実の人間関係ならなかなかこうはいかないことが多い。

 私の大好きなショートショート作家の「星新一」というコミュニティに入ってみた。

 すでに「輪」の中に入っていた人達のレスを読み直していると、「mixiは現代版『ナンバークラブ』だね」なんてことがよく書かれている。内容がうろ覚えだったので本棚をあさってもう一度『ナンバークラブ』という物語を読み直してみた。個人情報が登録されているカードを使い、共通の話題をコンピュータが検索して提示してくれるので初対面の人とも百年の知己のように話が弾むというクラブの話。

 mixiのコミュニティと全く同じである。20年以上も前に書かれた物語なのに、現代のことをスバリ言い当てられているようで少しトリハダが立った。物語には、会員ではない友人に入会を勧めるのだけど「僕はプライバシーを大切にしたいんだ」と言って断られるというくだりもある。「自分が自分であることを失ってしまうのではないかな」。その友人が言っていることも的を得ている気がする。ブログを書く時に別人格が現れることもある私は肝に銘じておかないといけない言葉だ。

 星新一は『ナンバークラブ』を通じて何が言いたかったのだろう。プライバシーを大切にしすぎて人生を楽しめない人に対してなのか、ナンバークラブにハマりすぎて戻れなくなってしまう人に対してなのか、とにかく警鐘であることはなんとなくわかるんだけど・・・。

 皆さんも一度読んでみて下さい。『かぼちゃの馬車』に収録されています。

音楽は過去を思い出させる

 今日の晩ゴハン。

 米炊いて温めたレトルトカレー乗せて冷凍コロッケチンして赤いきつねフヤかしただけ。日に日に料理のウデが上がってきてる自分に惚れなおす。ステレオの上に明日の朝ゴハンの準備がしてあるのが泣かせる。

 今日のBGMはイーグルス。こんなメシでも『テイクイットイージー』なんかを聴くと、真夏に海の家で食べたカレーを思い出す。

 「暑いのー!」
 「暑いのー!」
 「おっ!アノ娘かわいいんちゃうん!?」
 「うそやん!どこどこ?」
 「あそこやんけ!ホラ!」
 「アカンやん。オトコ連れやんけ」
 「えっ?あっホンマや」

 そんな会話がつい昨日の事のようだ。

 CDは再生を続ける。

 イーグルスってあの時の「夏」が全て詰まってる気がする。

 カッ!!と照り付ける太陽。
 波の音。潮の香り。
 ひと夏の恋。
 夕方の帰りのクルマの中。
 日焼けで火照ったカラダ。
 ラブホテルのネオン。
 あと一言が言えない自分。

 ああ、あの時の彼女は今頃何をしてるんだろう・・・。

 2人目の出産を控えて、実家でゴロゴロしながらテレビでも観ていることだろう。