おにいちゃん

 昨晩は子供を9時に寝かし付けて大阪城にでも走りに行こうかなと思っていたのだけど、そんな日に限ってなかなか寝付いてくれない。

 いつもはダッコして町内を2周程すれば寝入ってしまう。しかし昨日はいつまでたっても寝ない。眠たいのだろうけど必死にこらえて、クルマが通るたびに「ぶーぶー!」、犬が鳴くたびに「わんわん!」とか言っている。

 どうも2人目が生まれてから宗一郎の様子がおかしい。おかしいというか何かが変わった。

 嫁(つまりママね)と離れて寝泊りしているので、宗一郎がいつ何時「まま〜〜!」と言って泣き止まない時が来るかわからなくて少々ヒヤヒヤしている。だから極力「ママ」とか「赤ちゃん」とかのホームシックキーワードを口に出さないようにしている。

 それが功を奏しているのか、今のところとてもイイ子にしていて安心しているのだけど、宗一郎がイイ子にしているのはどうやら我々の努力の結果ではなく、宗一郎本人の努力のようである。彼なりに「おにいちゃん」としての自覚が生まれ、なんとか私や嫁やオカンを困らせないように頑張っているのではないだろうか。

 昨日はそのストレスが「眠たいけどもっと遊びたい」になってしまったのだと思う。いつもは9時には寝るのに昨日は10時を過ぎても外に出たがり、どこからともなく聞こえてくる救急車のサイレンに耳をすまし、「ぷーぱーぷーぱーや!」なんて言っていた。

 「おにいちゃん」になる日。それはつまり、こころが生まれた日でもあるのだけど、でもまあ「おにいちゃん」はもう少し先でええよ。

 そんなことを考えながら歩いているといつの間にか私の右肩で眠っていた。11時を過ぎていたので大阪城はヤメにした。

モチベーションを上げよう

 ここ最近バタバタしていたこともあって自転車に乗っていない。せっかくディープリムホイールも手に入れたし、スネ毛も剃ったことだから100km程をまとめて走りたいのだけどそうもいかない。それでもなんとか先日、実家から会社までの自転車通勤をした。片道25km。途中清滝峠有り。約1時間ちょっとの長い道のりである。

 しかしホントに体力が落ちた。清滝なんかでも昔はもっとヒラリヒラリと上っていた気がする。最近は何度計ってもベストの約2分遅れで、今シーズンの目標であるベスト更新ができるのか心配になってきた。

 確かにホイールの効果は素晴らしい。明らかに転がり抵抗が軽減されているし、特に平地や下りではまるでスケートリンクを走っているかのように路面が滑らかに感じられる。

 その他にも高級高性能(?)パーツをチョコチョコと買い足している。つまり自転車の性能は当時に比べて確実に良くなっているわけで、そのバイクに乗ってタイムを更新できないということは、全盛期と現在のタイム差、さらにプラスアルファ遅くなっているわけである。

 計るたびにタイムを更新していた頃は、自転車に乗ることが楽しくて楽しくて、何を置いてでもまずは自転車に乗る時間を捻出したものである。以前の自分と現在の自分の違いは、体力でも自転車でも無い。単純にモチベーションの違いである。

 カーボンホイールや楕円ギヤや軽量フレームなど、常にモチベーションが高く、毎日昨日の自分を追い越しているような人にはその効果を存分に発揮できるのだと思う。我々のようなホビーライダーには高価なパーツは単なる物欲を満たすためであって、タイムを更新するためにはもっと違うものにお金と時間を使わないといけない。

 モチベーションを上げよう。それが速くなるための一番の方法だと思う。

 今日は雨が上がるみたいだから、夜の大阪城でも走るか。

命名『こころ』

 娘の名前はひらがなで『こころ』に決定しました。

 嫁が考えました。ご意見ご感想は嫁までお願いします。

 私は最後まで『セナ』で行こうと押してました。『宗一郎』ときたら『セナ』しかないやろ。それがホンダに従事する者のあるべき姿やろ、などど語りましたが「事故で死にそう」という理由から却下されました。

 「こころの優しい女性になってくれたら」という願いを込めた名前です。

トイレ

 嫁が産前産後の入院中のため宗一郎は私の実家に預けている。もう数日が経つが、「まま〜」なんて言って泣き出したり言うことを聞かずにゴネる、ということも無いようなのでとりあえずは安心している。

 オカンに宗一郎を任せっきりというのもアレなので、私も毎日実家まで帰りそして実家から通勤しているわけで、私も実家暮らしがここ数日続いている。

 昨日仕事から帰って実家のトイレに入ったら、写真のようなバケツのようなゴミバコのようなものが逆さまに置いてあった。「コレなんやねん」とオカンに聞くと、オカンは少し頬を赤らめこう言った。

「アタシがトイレに入ってる間、宗ちゃんがトイレのドアを叩いて『ばあば、ばあば』って言って泣くからここに座らせてるねん(照)」

 なんとウチのオカンは自分の放尿シーンを宗一郎に見せているのである!!しかも和式やで。リアルなアングルやんけ。

 出産シーンを見ても意外と冷静だったのは免疫が出来てたから・・・?

 イヤ、これ以上は考えるまい。

 「とにかくそのイス片付けろ!」

カウントダウン

 昔誰かに「一生の内に打つ心拍の数は決まっている」ってのを聞いたことがある。その人が言うには、スポーツ選手など激しい運動をよくする人は、心拍数が普通の人よりも上がることが多いので寿命が短いらしい。長生きするためにはスポーツなどは避けて、ゆっくりのんびり最低限の活動だけをしてひっそりと暮らすことが一番だそうだ。まあ人里離れた田舎に高齢な方が多いことを考えるとあながち間違ってはいないと思う。

 自転車に乗って適度な運動をしている私たちが、何もしていない一般人よりも寿命が短いなんてなんだか納得いかないが、レースや清滝アタックなんかをして最大心拍数に達する機会が多いと、やはり心臓には良くないのだろうか。クルマのエンジンだって、しょっちゅうレッドゾーンまでブン回すエンジンの寿命はそんなに長くはない。

 人間が一生の内にカウントする心拍数なんて計算する気にもなれないが、もしも数が決まっているとするならば、人は生まれた瞬間から(厳密に言えば胎児の状態から)、死へのカウントダウンをしているということになる。

 そのカウントを早く終わらせてしまうか、大事に長く使うかは人それぞれの生き方なので「どうぞご自由に」としか言いようがない。だけど、この夏で2歳になる息子と、先日生まれたばかりの娘、それから世界中の子供たちのカウントが、戦争とか、殺人とか、事故とか、病気とかで無理矢理終わらされることの無いように、心から願う。

うまれた

 3070gの元気な女の子です。

 夜中(明け方?)の4時30分頃に無事産まれました。私と宗一郎と嫁のお母さんの見守る中、非常に安産でスムーズに出てきてくれました。

 大抵の子供は出産に立ち会わせると怖くて泣いたりするらしいのですが、宗一郎は出産の一部始終をじっと口を真一文字に結んで凝視していました。出てきた瞬間はさすがに一歩後ずさりしていましたが、その姿がとてもかわいらしくて嫁よりも宗一郎ばかりを見ていました。

 まあとにかく無事に産まれて来てくれて安心しました。名前はこれから考えます。


PS・・・日本海のサエキから「酔っ払ってるね〜ん。楽しいでー。今からおいでーやー。ギャハハハハーー!!」という電話の後に、嫁から「破水した」と電話がありました。大切な家族の思い出の1ページにムリヤリ割り込んで来ました。ヤツは。

近年稀に見る

 サービス業の私は明日から仕事である。しかしまあ2日から5日までの4連休、とても満喫した。近年稀に見る充実っぷりである。来年のGWもこんなカンジでいけるように、来年の私に向けてここに日記を記しておく。来年のオレ、参考にして頂きたい。


・2日(火)

 トミカ博→京都

 南港で開催されているトミカ博に行った。クルマ大好き、トミカ大好きの宗一郎はハシャギまくっていた。入場してすぐにある実車の日産240Z神奈川県警高速隊パトロールカーにハートを射ぬかれたのは息子ではなく私。写真撮りまくりビデオ回しまくりミニカー買いまくりで、オトナ狙いのトミーの思惑にバッチリハマってやった。ありがたく思え、トミー。
 帰宅してから嫁と子供を置いて、ヤフオクで落札したカーボンディープリムホイールを京都まで取りに行く。宅配便でも良かったのだけど、待ち切れずに出品者にワガママ言って直接取り引きした。早速ケルビム号に装着。コルナゴを諦めさせるに十分なカッコ良さと性能!これでクリテリウムは俺のモノ。前のホイールよりも遥かに軽いので清滝アタックにも使える。スプリンターとクライマーのイイトコドリ。オールラウンダーになれる日も近い。


・3日(水)

 舞洲クリテ観戦→自転車メンテナンス→スネ毛剃り

 8時に起床して自走で舞洲まで。会場にはかなたにさんカップル、イノウエさんがいた。一緒に観戦。当日参加も考えていたが、ココロもカラダも準備が全く整っていない。こんな状況でムリに参加して落車でもして自転車壊して他人に迷惑をかけたらツマランのでヤメにした。
 オープン1にHさんが出場。レース前の宣言通り一周目はトップで帰って来た!その後はずるずると後退したがなかなかの根性で見直した!ヘロヘロになって後退していくとき、右手はブラケット、左手は下ハンを握っていたのが笑えた。
 オープン3にONさん出場。以前の飲み会で酔っ払って自転車に乗ってコケてるところしか見ていなかったので、集団に付いて行くONさんを見て「あーこの人速いんやー」と思った(笑)。7位でフィニッシュしたその姿はあの時の失態を打ち消すには十分だ。
 帰りにメッセンジャー時代の同僚、カワノ君に出会った。実業団登録して頑張っているそうだ。またいつか同窓会がてらみんなで走りたい。


・4日(木)

 甲子園で阪神×巨人観戦

 嫁のお母さんに一塁側ボックス席ペアチケットを頂いた。嫁は妊娠中で行けないので「いつ誘ってもヒマ」なナカノを誘った。電話をすると二つ返事でOK!思った通りだ。
 ゲームは矢野のサヨナララッキーヒットで阪神勝利。私が六甲おろしを歌ってる間にナカノは先に球場を出ていた。彼は巨人ファンである。
 帰りに球場近くのラーメン屋でラーメンとチャーハンを食べて銭湯に行った。


・5日(金)

 回転木馬の渡し舟ツアーに途中参加

 当初は行くつもりは無くて、お見送りだけにしようと思っていたのだけど、楽しそうなみんなの顔を見ているとウズウズしてきた。子供の日だから子供の為に使おうと予定を入れずに空けておいた一日だけど、「子供の私が子供の日に楽しまないのはオカシイ」とムリヤリな理由をつけて途中合流。大阪市内の渡し舟を乗りまくるのんびりツーリングだった。途中で食べた沖縄料理がおいしかった。

順調にGWを満喫してる

 2日(火)・・・ヨメコドモとトミカ博。詳細は後日。
 3日(水)・・・舞洲クリテ応援。HさんONさん大健闘。詳細は後日。
 4日(木)・・・ラッキーなことに阪神×巨人戦のチケットが手に入ったので観戦予定。詳細は後日。
 5日(金)・・・木馬イベントの渡し船ツーリング参加予定。ニューパーツのシェイクダウンも兼ねる予定。

 なんだかんだ言いながら充実したGWを過ごしている。社会復帰が少々心配。

GWの予定

 2日(火)・・・南港へ息子を連れてトミカ博。
 3日(水)・・・舞洲クリテでHさんの応援。
 4日(木)・・・出産待ち。遠くへは行けない。
 5日(金)・・・出産待ち。遠くへは行けない。
 6日(土)・・・通常業務に戻る。

 こうやって改めて書くと少々ムナしい連休予定である。特に後半は「出産待ち」ということで、常にスクランブル発進できる態勢を整えていないといけない。ぶっちゃけ二回目なので「大型イベント感」も無い。予定日が10日なのでまだまだ大丈夫っちゃあ大丈夫だけど、「二人目は早い」って言う。その言葉を信じて今日までスタンバって来た。しかしよく考えたら「二人目は早い」ってことは医者も重々承知である。そんなことも見越して「予定日は10日」と診断するのではないだろうか。

 つまりはそうなのである。

 「二人目は早いかもわからんからGWは遠くへ行かんといてや」という嫁の言葉は、明らかに「ハッタリ」であり、私だけが連休を満喫することに対しての嫉妬を、予定日が近いのを理由に見えない首輪で私を縛っているのである。こんなことならリッツだって出場できたのである。

 怒った。もう怒った。

 トミカ博でコルナゴ貯金使ったる!!