昨晩は子供を9時に寝かし付けて大阪城にでも走りに行こうかなと思っていたのだけど、そんな日に限ってなかなか寝付いてくれない。
いつもはダッコして町内を2周程すれば寝入ってしまう。しかし昨日はいつまでたっても寝ない。眠たいのだろうけど必死にこらえて、クルマが通るたびに「ぶーぶー!」、犬が鳴くたびに「わんわん!」とか言っている。
どうも2人目が生まれてから宗一郎の様子がおかしい。おかしいというか何かが変わった。
嫁(つまりママね)と離れて寝泊りしているので、宗一郎がいつ何時「まま〜〜!」と言って泣き止まない時が来るかわからなくて少々ヒヤヒヤしている。だから極力「ママ」とか「赤ちゃん」とかのホームシックキーワードを口に出さないようにしている。
それが功を奏しているのか、今のところとてもイイ子にしていて安心しているのだけど、宗一郎がイイ子にしているのはどうやら我々の努力の結果ではなく、宗一郎本人の努力のようである。彼なりに「おにいちゃん」としての自覚が生まれ、なんとか私や嫁やオカンを困らせないように頑張っているのではないだろうか。
昨日はそのストレスが「眠たいけどもっと遊びたい」になってしまったのだと思う。いつもは9時には寝るのに昨日は10時を過ぎても外に出たがり、どこからともなく聞こえてくる救急車のサイレンに耳をすまし、「ぷーぱーぷーぱーや!」なんて言っていた。
「おにいちゃん」になる日。それはつまり、こころが生まれた日でもあるのだけど、でもまあ「おにいちゃん」はもう少し先でええよ。
そんなことを考えながら歩いているといつの間にか私の右肩で眠っていた。11時を過ぎていたので大阪城はヤメにした。