力の方向

 仕事柄、事故車を目の前にして修理の見積りをしたりすることが良くあって、単純に正面からぶつかっている(もしくはオカマを掘られている)クルマに関してはある程度見ただけで見積りはできるのだけど、例えば交差点で出会い頭にぶつかったクルマなんかは、事故をしたときの速度とか力の入力方向を良く考えて見積りしないと、思いも寄らない所が損傷していたりすることもある。最近のクルマは「つぶれることによって衝撃を吸収する」という考え方に基づいて設計されているのでなおさらである。

 こっちからクルマが突っ込んできて、まずはバンパーに当たって、ヘッドライトが割れて、バルクヘッドが押されて、ビームに引っ張られてフェンダーがズレて、うーんボンネットのヒンジも交換せなあかんなあ。という感じ。なんとか力学なんかを駆使するわけじゃないけど、力の加わり方を追っかけていくのはなんだか楽しく感じるのはジブンだけだろうか。

 そんなことを考えながら自転車に乗っていると、自転車って基本的にみんな三角形を二つ組み合わせた形をしているけど、コレってほんとに理に適った形やなあと心から思う。

 思いっきりペダルを踏み込んだ下半身の力や、思いっきりハンドルを引き付けた上半身の力が、どこからどこをどのように通って、最終的に前後に二つある小さな小さな路面との接地面に伝わるのか。逆に路面からの衝撃も上手に分散させている。コーナーリング時や加減速時、ありとあらゆる力がかかっている。エライもんやなあと思わないですかい?

 「シリンダー内での爆発が最終的にタイヤに伝わるまでの部品名を全て挙げなさい」って問題が専門学生の時にあったけど、はっきり言って真面目に全部書いてたら答案用紙が足りない。でもおもしろい問題だと思う。

 こんなことばっかり考えながら自転車に乗っていたら、「人はどこから来てどこへ行くのか」。そんな答えの無さそうなことでもパっとひらめいたりして。それはないか。

 しょうもないひとりごとでした。

五番関トンネル



 五番関トンネル出たとこ。路面凍結により吉野杉ポイントまで下ることができなかったのが残念。上の方の白いのは樹氷。めっさサブイ!!

 「杉の木に抱きつくと運勢がアップする」との情報を仕入れたので早速モンキーズ隊長と金剛アニキ改めDebuoアニキ、そして木馬女子2名にムリヤリ極寒の吉野まで同行していただいた。

 前日の木馬新年会の酒が抜けきってないままワインディングロードを小1時間ほどグネグネと走ったのでリバース直前だったがなんとか耐えた。女子の前で失態を犯すわけにはいかない。洞川温泉駐車場へクルマをデポして出走準備。

 「イケルとこまで」とのことで走り出したが、めっさサブイ上に上るにつれて路面が凍結してきたので五番関トンネルでUターンすることに。イノウエさんがコーヒーを沸かす準備をしてきてくれたのでコーヒータイム。


 極寒の中でのコーヒーは絶品(?)

 帰りは指先が凍傷で腐ってしまうんではないかと恐怖に怯えながら極寒ダウンヒル。杉の木に抱きついたりしながら休み休みでクルマまで。走行距離たったの15kmほど。

 すぐに温泉へ。ゆっくり浸かってロビーで女子を待つ。まさか結婚してからこんなグループ交際みたいなことが出来るとは思っていなかったので夢のようだ。ホクホクしながら風呂上りの女子に萌える。アホかオレは。

 みなさん寒い中、お疲れ様でした。



 Debuoアニキにハンドルバーをもらった!ありがとうございます!王滝で使わせてもらいます!

王滝本番までにいるものリスト

●ハンドルバー・・・・DHバーを付けたときに開けた穴が開いたまま。強度的に心配。
●ブレーキローター&キャリパー・・・・今のやつは濡れるとプワ〜〜ンとアホな音が出る。あれもっすごいヤダ。
●フロントフォーク・・・・トラベル量80mmか100mmぐらいでいい。あんまり長すぎるとフレームの性能がスポイルされる気がする。
●細めのチューブレスタイヤ・・・・今使ってるのは2.1。1.95ぐらいで上りを重視したい。
●SPDのクリート・・・・磨耗しすぎて引き足使っただけで外れる。危ない!
●キャメルバッグ・・・・これはいるやろ〜。
●ヨメの許可・・・・まだ言い出せずにいるオレって小心者。

メタセコイヤ

 スギ科。近所の公園にて。杉の木はかっこええ。天に向かって一直線。花粉症の方々には敬遠されがちだけど、個人的には好きな木。葉っぱが全部落ちて枝だけになった冬の杉の方が美しいなあ。

 吉野杉、また見に行こかな。

サドルがサガル

 なんか最近上り坂の調子がイマイチやなあと思っていたらサドルが1センチちょっとも下がっていた。早速以前つけておいた傷のとこまで元に戻しておいた。これで軽やかなヒルクライムはオレのもの!と思うのと同時に、1センチぐらい下がらないと発見できないのかとジブンの脚の鈍感さに少々情けなくもある。

 シートクランプも結構キツメに締めているつもりだが、やっぱり月に1回ぐらいは点検した方がいいのかな。いちいちサドルをまっすぐ前に向くように調整しないといけないからメンドクサイねんけど。

 ほとんどの自転車のシートポストは円筒。まん丸。サドルって上げ下げはするけど、ワザと左右に回して使う人っておる?「右10度ぐらいがちょうどエエ」とかって人。あんまりおらんよね。そしたらシートポストを上げ下げしたときにクルクル回らんようにセレーションを切っておくとか1本溝があるとか凸があるとか。そんなシートポストはないのかね?

 〜追記〜

 サドル高さをちゃんとしたら、あんまり握ることのなかったバーエンドをしっかり握って“腹筋で上る”感覚を思い出した。今まではギヤの軽さに感けて(かまけて)“脚だけで上ってた”。エライもんである。

今年の抱負

 新年ももう一週間を経とうとしているけど、今年の目標と言うか抱負みたいなのを書いておこう。1年後ジブンがまたここに戻ってこれるように。


 これは全くの予感だけなのだけど、今年は大きな病気とか怪我とか事故なんかをしそうな気がする。何故って言われると理由も何も無くて、「ただそんな感じがする」としか言いようがないのだけど。

 仕事の方も今のところ順調に来ているけど、今年からはジブンが担当する仕事の量も増えそうだし、今までのようにテキトーに手を抜いて毎日を過ごせるというわけにはいかない気がする。

 なんで今年に限ってこんなことを思うようになったのかは良くわからないけど、やっぱり今までが順調すぎるぐらいに楽しかったからじゃないかなと思う。

 自転車関係を中心にいろんな仲間や経験が増えたし、そのことで得られることが非常に多かった。健康でかわいい子供が2人もできたし、長期ローンながらも家だって購入した。

 そろそろそんな“ツケ”が周ってくる頃じゃないのかなと。

 もちろんそういうことを歓迎するわけじゃない。毎年行ったり行かなかったりエエかげんだった近所の神社にきっちりと御参りに行ったし、まだ6日しか経ってないのにもう1ヶ月近く休んでないんじゃないかと思うぐらい疲れている。それほどまでに緊張して毎日を送っている。

 今までイキオイだけで楽しくやってきたけど、それらの楽しいことを今一度振り返って、この楽しさが今年で終わらないように、持続できるように、今年はしっかり地に足つけて、自分自身を熟成させて、子育てとか家庭とか仕事とか自転車とかに頑張っていきたい。

新春アタック報告

 正月休み最終日は自由時間を頂いたので、朝からMTBで走りに行ってきた。


 〜自宅から十三峠〜

 のんびりペースで登り始め、途中の水呑み地蔵のとこで寄り道。ちょっとオフロードみたいになってるとこがあったので登っていくと、ハイカーのおっさんに「ここから先は道が無いからムリや」とケンカ腰に言われた。「オレが通ったところが道になるんや」と言い返そうとしたが新年早々モメたくないので忠告をありがたく頂いて引き返した。


 〜広域農道からR308の激坂〜

 ケルビム号では何度も挑戦しているがどうしても足を着いてしまう激坂が、MTBなら登れた。昔かなもっちゃんに教えてもらった激坂の登り方を実践(サドルの先にオケツをぶっ刺して一定のトルクで漕ぐ)!ありがとうかなもっちゃん。あ、あと無料の足湯施設を見つけた。


 〜富雄川から田原台〜

 激坂をクリアしてヘラヘラしていると道に迷ってフラフラ。ひょっこり富雄川に出てきたので田原台に向けて走る。腹が減ってきたので途中のコンビニで補給。ホントは天一に行きたかったが休みだった。


 〜阪奈TOPからダート工業〜

 田原台を阪奈頂上まで登り、折角なのでスリックタイヤだったけど勇気を出してダート工業コースへ行ってみる。シングルトラックに入った途端に道に迷って、エンジン付きトライアルバイクがガンガン走ってるコースに入ってしまい迷惑をかける。ドコやココは??ウロウロしてたら奈良側に下ってた。大阪側に下る予定やったのに・・・・。阪奈を登り返して再びTOPへ。


 〜阪奈TOPから自宅〜

 ダート工業再チャレンジしようかと思ったが、時間も押しているのでいつもの通勤ルートで帰宅。緑の文化園でちょっとオフロードへ寄り道したけど大したコースではなかった。

 合計77.7km。正月早々ゾロ目で縁起が良い。

あけましておめでとうございます

 昨年は本当にいろいろとお世話になりました。今年もどうぞよろしくお願いします。


 さてさて、年末年始の連休のことは後日に追々と書くことにしますが、とりあえず今日は子供2人を連れて京セラドームへ「なんとかかんとかヒーローショー」を観に行って参りました。

 上の画像はそこで撮りました。見た瞬間「これやぁ!!」と思いました。

 元ネタはこちら

所信表明

 今さらなんやねんもうその気でおったやろと言われるとアレですが、王滝出ようと思います。ハイ。100kmで。6月か9月かは今のところわからないし、ヨメのOKももらってないけど、とりあえずそれを目標にでもすれば、ここ数日のMTBマイブームも定着するのではないかと。

 出るからにはギンギンでイク。景色とか前夜祭も楽しいとは思うけど、やっぱそこはちゃんと“レース”したい。順位やタイムにめっさこだわるし、苦手な下りの練習もする。ボロボロの機材も新調もしくは修理して、万全の態勢で挑むつもり。

 で、先輩王滝アニキたちのレポートを読んでまずは予習している段階なのだけど、どうやらロードレースでは考えられないトラブルやアクシデントが続出する厳しいレースのようだ。

 パンクなんて当たり前。

 「サドルが上を向く」「どっかのネジが外れる」「レーパンの中に砂が入ってきてオケツの皮がむける」「泥を食べる」「フレームにクラックが入る」「ハチに刺される」etc・・・・。

 「ハチに刺される」って・・・・!安全ピンならわかるけど(イヤわからんか)スズメバチの大群に襲い掛かられるなんて想像しただけでシッコちびりそうである。

 だいたい一人でオフロードを100kmも走り続けるなんて未知の領域。しかしレースそのものはモチロン、参加するまでの道のり(ヨメの許可、仕事の休み、小遣い等々)が厳しければ厳しいほど、オキナワで味わったあのヨロコビと同じようなものが、ゴールラインを通過した後に用意されているのではないかと思う。

 これはロードとかMTBとかの次元を超えて、アタッカーズ隊長として、イヤ男気溢れるアニキの一人として、アタックすべきではないかと思うのである。

 ヨシ!みなぎってきたぜ!まずは500円貯金のペースアップや。

今日も寄り道

 マイブームMTB通勤で今日もダートへ進入。行き止まりで敢え無く引き返すも池を発見。釣りをしているおっさんがいた。だからなんやねんということもないのだけど、ロードバイクで地面ばっかり見ながら上っているのとでは発見するものも違うのだなと思う。ロードは速過ぎて視界が狭いのかな。気を抜いたら危ない速度域で走ることも多いし。まあそれが楽しいってのもあるんだけどね。自分のマイブームを客観的に見るとおもしろい。アレが好きって言うてみたり、コレはアカンて言うてみたり。いつまで続くのかマイブーム。


 で、そのマイブームにどっかり乗っかって書くけど、王滝に出たくてタマラン。新しいMTBが欲しくてタマラン。せめてオイルが漏れてなくなってしまったスカスカフロントフォークぐらいは換えたい。段付き磨耗しているブレーキローターも換えたい。あの花形のヤツね。あれカッコエエわ。ん?そうよ。それだけの理由よ。

 昨日はヨメの機嫌がめちゃくちゃ良かったので、打ち明けてみようかとノドのここのここまで出かかったけど、やっぱり飲み込んだ。

 「やめとけ!これはマイブームや!お前のことやからすぐ飽きる!余計なこと言うたらオキナワさえ危ぶまれるぞ!」

 天からのお告げがあった。きっとサンタさん。ありがとうサンタさん。


 ★追記・・・・何気に去年の12月24日の日記を読み返したら、やっぱりヨメの機嫌が良かったようだ。そしてコルナゴをおねだりしているオレ・・・・。成長せーよオレ。

 ★さらに追記・・・・悩むよりやってみよう!の精神で、フォークのダンパー部分を開けてみた。案の定オイルがほとんど無かったので、エンジンオイル入れといた。効果の程は不明。