ウチの子は何故か『およげ!たいやきくん』を歌ってあげるとすぐに寝付く。
ダッコしてゆらゆらしながら背中をリズムに合わせてとんとん叩き、少し低めのキーでゆっくり歌うとイチコロである。さっきのさっきまでクルマのおもちゃでキャッキャ言いながら遊んでいたとしても、「店のおじさんとケンカして海に逃げ込んだ」辺りで早くもうっとりし始め、「タマにはエビでも食わなけりゃ塩水ばかりじゃふやけてしまう」辺りですやすや眠っている。調子の良い時は、「桃色サンゴが手を振ってボクの泳ぎを眺めていた」辺りで夢の世界へ行ってしまっている。
哀愁漂うメロディと悲しいオチのストーリーは時代を越えて聴く人の心を揺さぶるのだろうか。私が子供の頃、この歌を聴くと必ず泣いていた。「どんなにどんなにもがいても針がノドから取れないよっ!」って所が悲しすぎる。
この歌の効果がいつまで持続するかはわからないが、もうしばらくは子守唄として使わせてもらおうと思う。
息子が「海から釣り上げたたいやき食うんじゃねーよ!」ってツッコめるようになるまで私は歌い続けたい。