最近我ながら、随分とバランスを取るのがうまくなったと思う。何も持たずに立つ、ということにチャレンジしているのだが、先日は3.4秒という輝かしい記録を残すことができた。1秒前後しか立てなかった頃に比べるとかなりの進歩である。父と母は「立ち上がる」ということに対してめんどくささを感じているようで、昨日もテレビのリモコンを取って来いだの自分で取れだのでケンカしていた。私に頼んでくれれば取りに行ったのに。
バランスを取るのが上手になったおかげで、つたい歩きなどは朝飯前である。コタツテーブルの縁をつかんで、その周りをぐるぐる歩くことが私のマイブームなのであるが、父と母が食事中にそれをやると、すぐに抱き上げられテーブルから離される。私が食器やコップを倒してしまう可能性があるからだと思われる。しかし最近私は、飲み物が入ったコップを手に取り、そのまま飲むというワザを身に付けたのである。父と母は私がそれをやるのを見て相当喜んでいた。私もつい嬉しくなって、コップの中に手を突っ込み、中身のお茶でグーとパーを繰り返し手を洗った。するとまたテーブルから引き離されてしまった。少し調子に乗り過ぎたようである。
先日父が出勤する際、ちょうどカゼをひいていたこともあって鼻がムズムズしたので、手を鼻の前でパタパタと振った。すると父と母は私が「バイバイ」したのと勘違いしてえらく喜んでいた。私は大人が別れる時、どうして手を振るのかまだ良く理解できない。もう少し月齢を重ねていくにつれ、それは理解できることだと思うので焦らないことにする。
私は大抵、父と母よりも早く目が覚める。一人で遊んでいても退屈なので、私は父のほっぺたをペタペタと叩き、起こそうとするのだがなかなか起きない。黙って片目だけを開け、子供の私を睨みつける。そんな時私は、エンジェルスマイルを見せてやるのだ。すると父はニヤニヤしながらようやく起き上がるのである。バカな親でよかった。
オムツが外されているスキに放尿することは、私の最高の楽しみであり、私は今のところあれ以上の快感をまだ知らない。たたみやじゅうたんを汚すのは少々気が引けるが、とりあえずこれを上回る極上の快感を発見するまでは、止めようにも止められない。
以上、私の近況報告である。バブー。