KANSHAして

 城東区の研修センターで昨日から2日間研修。

 18時に終わり、晩メシを食べて大阪城へ走りに行く。その前にみなぎり有志を募る為に木馬に寄る。しかし誰もみなぎっていない。挙げ句には私もウイスキーを飲まされてしまう。

 「もうこのまま飲んだろか」と思うが、自分だけレースジャージにレーパン姿というのもマヌケである。せっかくなので後ろ髪引かれながらも一人で大阪城へ向けて走り出す。

 時間も遅くなったし、お酒も入ってしまったので3周で帰る。それでも森ノ宮からのストレートでもがいてみる。

 大阪城の周りにはいろんな人がいる。ラッパの練習をする人や、ドラムの練習をする人。ダンスの練習をする人もいる。他にもオンナを口説いているオトコ、酔っぱらってフラフラになっているサラリーマン。客待ちのタクシーの運ちゃん。もちろんまだOBPのビルの中で残業をしている人たちもいる。みなさん家族や将来の為に頑張っておられる。

 私もその中に混じって頑張ってペダルを漕いでいるわけだけれども、「何のために?」って聞かれると自分でもよくわからない。プロを目指しているわけでもないし、レースに勝つため、というのも何だか大袈裟である。

 もがき過ぎて歩道橋の下で少しリバースしてしまった。涙と鼻水を垂らしながら「何やってんやろ」と思うと笑けてきた。

 夜中に家を出てきてこんなコト出来るのも理解のある嫁のおかげである。決して安くはない自転車パーツやイベントにお金を使うことが出来るのも仕事があるおかげである。自転車に乗り続けられるのもみんなのおかげ。自分が健康であるおかげ。そうだ。これからは「感謝のため」に自転車に乗ることにする。

 まずは、豊臣秀吉に感謝。