旧き良き時代

 今日木馬に寄ったら、ツールドフランス85年から91年までのDVDボックスを貸してくれた。まだ全然観てないけど、きっとこれを観たらクライマーにもスプリンターにでも何にでもなれることだろう。とりあえず今度清滝アタックする時は直前に観ることにする。あらゆるトレーニングをこなし、自分の性能の限界ギリギリまで上げきってしまった私にとって、これ以上速くなる為には、このような「思い込み効果」を狙うしかないのである。私のような妄想チャリダーにはうってつけだと思われる。

 冗談はさておいて。

 木馬店長は「この時代が一番アツかった」と言う。私はこの時期は自転車に興味が無かった頃なので正直ピンと来ないが、やはり自転車業界にずっといる人はきっとそう言うのだろう。

 私もホンダ業界に長くいるが、確かに「あの頃はよかった」みたいな時期がある。初代オデッセイがヒットした時は毎日日付けが変わるまで残業して臨時ボーナスをたくさんもらったし、今では廃盤になってしまったNSRは速かった。

 今を一生懸命に生きる若者にそんなことを語っても「またオッサンがなんかしゃべってんで〜」ぐらいにしか思われていないことは重々承知である。でもね、オッサンはその時代を「アツく」生きていたんだよ!確かにあの頃は「アツかった」んだよ!

 若者達に言いたい。オッサンになってから「アツく語れるヤツ」。それが「旧き良き時代」を「アツく」生きた人間で、それが「真のオッサン」だということを!

 オレもオッサンになったな〜(しみじみ)。