『ホンダ4輪サービス技術研修』 第3回 電子制御システム
〜診断の知識と実践4『アクチュエータ回路の診断』
・アクチュエータの異常検知は、センサと同様にアクチュエータの回路構成で制約があり、この制約の中で可能な限り異常検知用のプログラムの作成が行われている。アクチュエータの異常検知方法はセンサの検知方法とは異なっている部分が多く、コンピュータが駆動回路を経由して駆動を行う場合における駆動信号の監視を行い、駆動状態によって変化する駆動信号が駆動情報と一致しているかどうかを検知し、一致性の判断を行い異常検知を行っている。
・・・らしいよ。
・アクチュエータは、コンピュータが駆動回路を経由してアクチュエータの駆動を行っているが、最終的には機械部分の作動であり、駆動信号の監視のみで駆動信号が正常でも機械部分が駆動信号に正確に追従しているとは限らない。したがって機械部分の作動監視を行わないと、アクチュエータの機能の正常、異常の検知に不可能な部分が残るため、アクチュエータ本体にフィードバックセンサを備え、センサ信号により駆動状態の監視を行わせている場合もある。
・・・みたいよ。
・特殊な場合を除いて、フィードバックセンサを備えていないアクチュエータが多く、駆動信号の監視のみを行っているため、駆動信号とアクチュエータの作動に不具合が生じた場合に異常検知ができず、フェールセーフ制御に入れないため、装置の制御が正確に行えず異常運転を続ける結果になる。これらの領域は、アクチュエータの構造、機能及び駆動回路構成によって異なるため、基本的な回路構成による駆動信号形態を理解したうえで測定を行わないと判断を誤ることになる。
・・・そうです。