トリノオリンピック日本勢のメダルは荒川静香の金メダルひとつで終わりそうである。しかしメダリストが荒川で本当に良かったと思う。これがヘンなラップを歌う某スノーボード選手や、「オレは天才だ」と豪語する某スキー選手が獲っていたとしたら、その後の「テングっぷり」には閉口してしまうところだったと思われる。
金メダルにふさわしい選手はやはり荒川のような謙虚な姿勢で競技に取り組む人であってほしい。「おめでとう」よりも「ありがとう」と言いたいのは私だけではないはずだ。
スケートのことなんて私は何も知らないが、荒川の滑りはシロートの私から見ても「すばらしい」の一言であった。表彰台の真ん中で微笑む彼女は間違いなく「日本で一番モテ期が来ている女性」である。冴えないデザインの日の丸も、暗いイメージの君が代も、なんだか本当に素晴らしく感じてしまった私は、荒川静香に恋をした多くの男性の一人なのかもしれない。
けいはんなやリッツにも女神がいるのなら、私にもキスしていただきたい。