個人情報

 先日仕事中、私宛てに電話がかかってきた。「資格取りませんか?」的ツマラン勧誘の電話だったのだけど、会社に電話をかけてきて、私を名指しで呼ぶということは、ある程度私の個人情報がこいつらの手に渡っているということである。

 この手の電話は初めてでは無く、「先物取引しませんか?」とか「投資しませんか?」みたいなのもある。私の個人情報を握っているのなら「コルナゴ買いませんか?」とか「デュラエース買いませんか?」なんかにすれば営業成績も上がるだろうに、中途半端な情報のみで電話をかけてくるから、結局最後には後味の悪い切り方になってしまう。

 個人情報保護法などが施行されてから、どこの会社でもいろいろとやることが増えたと思う。ウチの会社でも「お客様の個人情報はコレとアレとソレ以外には使いません」とか「お客様の個人情報をドコドコに提示することがありますのでそれをオッケーしてもらうための書類にハンコとサインを・・・」などの仕事が増えた。「コレぐらいのサイズのヤツでええやろ」と安易に決めた小型のシュレッダーは毎日完全にオーバーワークである。

 私も最近マンションのローンやら何やらでいろいろとこの手の書類にハンコを押したりサインしたりすることが良くあるけど、金利固定型と金利変動型と2種類のローンを組んだのでそれぞれ同じような書類が必要になる。タダでさえめんどくさい作業が単純に2倍になるのだ。しかも直筆でないといけないなんていうキマリのせいで、住所氏名生年月日など、何度同じことを書いたかわからない。もうちょっとで手首が腱鞘炎になるかと思った。

 別にセレブでも何でもないタダの庶民だから、別に少々個人情報が漏れたって構わないけど、「のぞき見」されてるっていう感覚は気持ちの良いものではない。個人情報なんて自分の全裸みたいなもんで、勝手に見られるとイヤだけど自分から見せる分にはそんなにイヤではない。むしろ気持ち良かったりする。相手が嫌がれば嫌がるほど見せたくなってくるし、相手が全裸なら自分も全裸で無いとシチュエーション的におかしいし、全裸になるまでの過程が興奮したりするし、ヌーディストビーチには一度行ってみたい・・・。ハナシが横道にソレた。


 ・・・でも、いいオチが思いつかないのでソレたまま公開してみる(笑)。