ギャンブルは全くやらないのでそれらのテレビ番組はもちろん観ないのだけど、テレビをつけたら競輪中継の放送をやっていたので「自転車つながり」ということもあって何気にそのレースを観ていた。
しばらくレース展開を見守っていたら、ゴール手前で数人の選手が絡んで落車した。ペダルと足が離れずに自転車と一緒に何回転もする者、自転車ごとキレイに前転している者、上手くその場を切り抜けた者、担架で運ばれる者・・・。いつ見ても自転車レースの集団落車はヒサンである。私も以前けいはんなクリテに出場した際、目の前で集団落車が発生した。物凄い音と共に自転車や人間が宙を舞い、この世のものとは思えない映像だった(大袈裟?)。
今回のレースもテレビ越しではあるがその時の状況を思い出させるには十分。だけどそれらを観ていて少し気になったのは、実況アナウンサーの「サラっと流しよう」である。
まあ落車を実況しているわけではなく、レース結果をいち早く伝えないといけない立場なので仕方が無いかもしれないが、何度もスローで流れるゴールシーンの後ろでは結構な台数の自転車が散乱しているのに実況者どころか解説者(おそらく自転車競技経験者)も「落車が発生しましたね〜」ぐらいのさらさら感である。
自転車の落車って、競輪の実況だけでなくいろんな場面において、結構「お間抜けアクシデント」みたいな感覚で扱われることが多いような気がする。
名前は忘れたけど、どこかのメーカーのスポーツドリンクのCMで、スポーツ中のイタイ映像が流れるやつがある。それにも自転車レースの集団落車シーンがあるのだけど、あれも完全に「おもしろビデオ扱い」である。それに比べてクルマやオートバイのレースでのクラッシュ映像は「決定的瞬間扱い」。
気に入らねー!めっさ痛いねんぞー!
カラダも財布も・・・。