落車はやっぱり痛い

 今日、仕事が終わってから機嫌良く阪奈道路を自転車で走っていたら、突然右後ろから何かがぶつかった。「なんや!」と思ったその瞬間、原チャリが私の目の前でドンガラガッシャンとひっくり返って、若い男子がズザザザーっと滑って行った。

 一瞬何が起こったのか理解出来なかったが、とりあえず自分のカラダと自転車を確認。全く無傷でどこも痛い所は無い。びっくりしてフラフラっとはしたものの、私はコケてもいない。

 恐らく、ボケーっと走っていたら目の前に自転車がいて、避けようと思ったがギリギリで避けきれずバランスを崩して転倒、といったところだろうか。

 私「ドコ見て走っとんねん!」
 彼「すっ、すいません!」
 私「ていうかキミ、大丈夫か?」

全身傷だらけ&血だらけである。

 彼「だ・・・大丈夫ッス」
 私「救急車呼ぼか?」
 彼「イヤ、大丈夫ッス」

そう言って腕を曲げたり伸ばしたりしていた。折れては無さそうだけど・・・キミ、ヒジの擦りむいたとこ、ホネっぽいの見えてるよ・・・。

 私「キミ、サンダル片方ドコ行ったんや」
 彼「ドコに行ったんでしょう。もう・・・いらないです」
 私「イヤイヤ(笑)そう遠くへは行ってないやろ。ホラあったあった」
 彼「ありがとうございます・・・」

タンクトップに短パン、サンダル履きでバイクに乗ってはイケナイ。再認識。

 私「気ィ付けて走りやー」
 彼「ハイ。自転車大丈夫ッスか?」
 私「オウ、大丈夫や」
 彼「ホンマどうもすいませんでした!」

そう言い残し、彼はフラフラと走り去って行った。

 なんか数分の出来事だったが、つい先程「落車ネタ」を書いたところである。あまりの偶然にちょっと恐さを感じながら、落車の神様に取り憑かれないようにゆっくり帰宅した。

 イノウエさんが短い自由時間を利用して妙見まで走りに行ったそうですが、無事帰れたのでしょうか・・・。ちょっと気になります。