昨日の夕方、宗一郎を近所の公園に連れて行った。小学校低学年と思われる姉弟がいて、宗一郎と一緒に遊んでくれた。
こういう時、小さい子の面倒をよく見てくれるのが下の子。やっぱりお兄ちゃんやお姉ちゃんがいる子は弟や妹が欲しいようだ。お姉ちゃんは虫獲り網でトンボを追っかけ回してるのに、弟くんは宗一郎の面倒見がすごく良い。
滑り台の恐怖を未だ払拭出来ないでいる息子の手を引いて「大丈夫やで、怖ないで」なんて言って滑り方を教えてくれている。その甲斐あって滑れるようになった。ああいうのは大人の私が教えるより、子供同士の方がいいみたい。「パパがやることはできへんけど、あの子のやることぐらいはできるかも」的効果があるのかもしれない。
相変わらずお姉ちゃんはトンボを追っかけ回している。なかなか捕まえることが出来ない。
私がベンチに座ってそんな様子を見ていたら、ものすごい数の蚊が寄って来て、私のフクラハギの血を吸おうと攻撃してきた。
蚊相手にしばらく悪戦苦闘していると、お姉ちゃんがやって来て「虫除けスプレーしてないんちゃう?」と言う。
「そうやねん、してくんの忘れてん」
「アタシしてきてん!」 めっさ自慢げ。
「虫除けスプレーして来たからトンボ捕まれへんのちゃうか?」
「なんで?」
「虫が寄って来えへんからやん」
「・・・ナルホド!」
今日この公園で、滑り台の滑り方を教える達人と、虫獲りの達人が生まれたことは私しか知らない。