休日の過ごし方

 毎週水曜日はお休みである。昨日なんかはスカッと晴れ渡っていて、冬の身支度さえしてしまえば絶好のライド日和であった。
 
 ヨメコドモがそれぞれの持ち場へ出て行って、掃除をして洗濯物を干して、さあそろそろ出かけよかとなるも、まあちょっとコーヒーでも飲んでゆっくりしようじゃないかと腰を下ろしたのが運の尽き。
 
 サッシから降り注ぐクリアな日差しがなんだかとても気持ちよく感じてしまい、結局家でダラダラと過ごしてしまった。
 
 しかしまあこんな休日も良い。久しぶりに弦の錆びたギターなんぞを持ち出して爪弾いてみたり、休息に乾いていく洗濯物を眺めたり、こんな生活を1週間も送っていれば確実に廃人になるだろうなという贅沢な時間を過ごさせて頂いた。
 
 15時過ぎに帰ってくる子供たちをスイミングに連れて行き、可愛い受付のお姉さんと一言二言会話をし、帰宅してから予め準備してあったタコ焼きの材料をテーブルに並べて、録画してあった吉本新喜劇を見ながら食べる。これが幸せと言わずして何が幸せなのか。
 
 自分は幸せ過ぎるのではないかと感じることがある。だって、もしこの日にライドに出かけ、そこそこの距離を走って戻ってきたとしても、「ああ幸せな休日だった」とブログなんぞをアップするのだろうと思う。結局何をやっても幸せと感じる日々なのである。
 
 ちょっと話は飛ぶけど、自転車友達のかなもっちゃんは、大好きだった女性に何度もアタックをし、めでたく結婚し、すぐに子供を授かり、そして一軒家購入である。それがたった2年ほどの間に目白押しだったわけである。世間一般に言う「幸せ」が一気に押し寄せて来て、さぞやかなもっちゃんもビビっていることであろうと笑っていたのだが、よく考えればこのテの出来事一式は大抵数年のうちに押し寄せてくるものであり、それはかなもっちゃんに限らず私もそうだったし、不遇の20代30代を過ごした人にとっては「急ぎ過ぎ」と感じることもあるかもしれない。
 
 しかしその幸せを、しっかりと「幸せである」と認識できることは重要である。10代20代で結婚したことがないのでわからんが、仕事や恋愛や人間関係に苦労しまくってから、40代ぐらいで結婚するほうが、私は幸せの大きさが違うんじゃないかと思う。

休日の過ごし方” への2件のフィードバック

  1. びつくり!かなもっちゃんおめでとう。かなもっちゃんの子供ってやっぱりかなもっちゃん?(なんのこっちゃ)。

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