SHIMANO SUZUKA 2013 TTT

 300起床330出発。今年は西やんとNAMくんをピックアップしないかわりにヨメコドモが付いてくることになったので荷物が倍増(汗)。ノンストップで540に鈴鹿到着。駐車場から荷物を運び込み、チームオフィスの鍵を借りて615の試走時間のなんとか間に合う。
 
 天候は曇り。名阪国道を走っている時にザーっと降ったけど、運良く鈴鹿入りしてからはまとまった雨は降らず大変助かった。試走は他のライダーが多くて思うように速度が出せなかったがそれでもサーキット感覚を思い出すには十分。2周目で遅れてきたNAMくんと西やんとコース上で合流し、合計3周で試走終了。相変わらず鈴鹿はしんどい印象。
 
 スタート収集時間まで5時間以上ある。クルマにローラー台を取りに行ったり仮眠したりブースを物色したりして過ごす。1130ごろからローラーでアップ開始。チームオフィス内で子供が走り回る中、黙々とローラーを回す。なかなかシュールであった。40分ほど上げたり下げたりしながら回して終了。いよいよスタート地点へ。
 
 スタッフが収集に手間取っていたようで少し予定より遅れたけど、なんとか無事にスタート。
 
 NAMくん→私→西やんの順。3人のエアロヘルメットのバイザー上部には、先日から紹介している「遅れたら押すスイッチLED」があらかじめ取り付けられており、NAMくんが押すと。私が押すと、西やんが押すとのLEDが光るようになっている。
 
 スタートしてすぐのホームストレートはNAMくんがペースを作ってくれた。ヘアピンを抜けて130R~バックストレート途中まで私。バックストレートからスプーンカーブまでは西やんという感じで回した。バックストレートでいきなり落車して倒れている人がいてビビった。仰向けになったまま動かなかったが大丈夫だったのだろうか。あの姿を見て無駄に安全スイッチが入ってしまった(笑)。
 
 ヘアピン手前で西やんが後ろに下がり、ヘアピンを曲がって一番速度に乗る立体交差の下をくぐる。いつもここで体重の軽い西やんが遅れ気味になるのだが・・・・。
 
 「ピカー」!が光った(笑)。
 
 脚を止めて西やんのドッキングを待つ。緑が消えたのでドッキング完了と判断して加速。念のため後ろを見るとちゃんと西やんがいる。うん、この装置は素晴らしい。
 
 S字カーブで速度に乗りすぎてブレーキをかける。勿体無い。メンバーの後ろに付けているとオカマを掘りそうになるぐらいに速度が出るので縦一列にはならずに横に並んだりラインを大きく外したりしてワザと風の抵抗を受けて速度を調整する。最終コーナーをクリアしてホームストレートで私が先頭に立った。
 
 私の心配しているセクションはこのホームストレートだけである。ここさえメンバーに付いて行くことができれば後はほぼ平坦と下りだけ。だからここは死んでも付いて行く!と誓って鈴鹿に挑んだのだが、タイミング的に私が先頭に立ってしまい、良くも悪くも私のペースとなってしまう。つまり遅い。。。メーターは30を割り、29とか28ぐらいになる。あーこれはすぐに先頭交代して登りの速い西やんにパスするべきだろうなーと思っていたらヘアピンがやって来て、パスするタイミングを失い結局バックストレート手前ぐらいまで私が引いてしまうこととなった。
 
 下り基調のバックストレートで西やんが前に出る。軽い西やん+向い風ということもあって速度が乗らない。お陰で後ろで脚を止めることができて随分回復したのだが、レース展開としてはあまり良いとは言えない。それぞれが不得意としているステージを先頭で引くことになってしまっている。
 
 バックストレートが終わってスプーンカーブ。思いっきり風を浴びながら下りで漕ぎ続けた西やんは消耗気味。先頭交代してくれても良かったのだが、他のチームがダンゴになっていてうまく交代できず、ここでも西やんが大きく消耗してしまった。スプーンをクリアしてNAMくんが先頭に出て加速しようと踏んだ時・・・・!
 
 「ピカー」!が光った。
 
 ヘアピンまでの平坦路から、ヘアピンをクリアするまでの下りは西やんの回復待ち。S字では私が先頭。しかしほとんど踏まず。なんでこんなに楽なのか。これはTTバイクのお陰に他ならない。
 
 今年は明らかに練習不足であった。脚の仕上がりとしては去年のほうが手応えがあり、今年は正直言ってヤバイかなと思ってた。さらに鈴ひろさんが不出場となった今、3人でゴールすることが最低限のノルマとなった。何が何でも列車から切れることは許されないという緊張が、スタート前の私を襲った。どうりでいつものスタート直前とは違う緊張感を感じたのだ。いや、不安感といっても過言ではない。
 
 それがどうだ。下りでは(あくまで下りのみw)NAMくんさえも置いて行きそうになるぐらいに走るではないか。このエアロボディ、このジオメトリ、このプラシーボ(笑)。全てが絡み合ってこのバイクは私を異次元の速度で移動させている!
 
 (下りのみw)!!
 
 お陰でS字のあとにNAMくんに先頭を譲っても、先程は30出せなかったホームストレートが35ぐらいで付いて行けるぐらいに回復している。もうこのバイクさえあれば鈴鹿など怖くない。ホームストレートさえやっつければ後は惰性でなんとかなる。このことを2周目終了時点で悟ると、今まで私を包んでいた緊張と不安はどこかに去って行き、代わりにこのメンバーをなんとかゴールまで連れて行ってやろうではないか!という意気が湧いてきたのである。
 
 NAMくんはヘアピンまで引いてくれた。後ろから見ているとさすがのNAMくんも立ち漕ぎして苦しそう(に見えた)。ヘアピンをクリアして私が先頭に。よっしゃここはイッパツ長めに引いてやろうではないかと、130R~バックストレート~スプーンカーブまで引いた。ヘアピン手前で下るので西やんに楽してもらおうと先頭に出てもらう。デグナーをクリアしてNAMくん先頭。後はS字と最終コーナー。
 
 よし!ラストや!これで俺達の夏は終わりだ!行くぞ!!
 
 「ピカー」。、光った。
 
 とは言え下り基調なのですぐに西やんドッキング。S字で速度に乗ってきたので前を走るチームを抜きたかったが上手く抜けず。ブレーキングしながらのS字となった。最終コーナーを抜けてゴールスプリントで抜いてやろうと加速!横にいた西やんに「アレを抜くぞ!」と声をかけてギヤをかける!
 
 あれ?西やんが横にいるのにが光る?
 
 んん?も光った?
 
 あれ?オレってそんなに速い?どんだけ今日のオレ調子ええの?
 
 後ろを振り返ると少し離れてNAMくんが見えた。スプリントは控えて少し待つ。あれ?西やんのが消えない。どこや!西やんドコやーーー!
 
 右横におった。
 
 ちょっとしたLEDトラブルだったようだ。危うく接触しそうになったけど、なんとかゴール。最後は機械に振り回された感も否めないが(笑)、まあそれも含めてとても楽しかった。ゴールしてすぐに雨がサーっと降ってきて、レース中でなくて良かったなあと思った。そういえばずっと曇りだったお陰で気温が随分低く、私の調子が良かったのもそのお陰だったのかもしれない。
 
 レース中は4回ほどボトルの水を飲んだ。ボトルとゼッケンプレートが干渉しており少々邪魔だったがなんとかなった。次回はその辺を考慮した位置にゼッケンを取り付けようと思う。
 
 応援してくれた皆さんありがとうございました。遠方からも友人が来てくれてたようでしたが挨拶できずに申し訳なかったです。順位は全然ダメでしたが、ここ数年の走りの中では最も充実していたのではないかなと思います。メンバーのみんなもお疲れ様。出走しないのに手伝いで来てくれた鈴ひろさんありがとう。また一緒に走ろう。
 
 
 
 

SHIMANO SUZUKA 2013 TTT” への6件のフィードバック

  1. あー。O澤さんが一緒に打ち上げやりたい言うてたよ。でもすっぽんだめな人がおるらしいので、なんか違うとこにしましょー。

  2. お疲れ様。少しは実験台のイミもあったんかなσ^_^;?来年は4人でベストを尽くせたらエエね。

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