5月5日…先日の血液検査の結果が帰ってきた。懸念していたγ-GDPの値はいたって普通のレベルで、なんの問題も無しとのことであった。これからさらにDNAレベルでの詳しい検査に入っていくということなので、1ヶ月から2ヶ月ほど待ち続けなければならないようだ。
この時点で患者さんには適合するドナーがいた旨は伝えられているのだろうか。まだ決まっていない段階で知らせるのはぬか喜びさせるだけだろうからまだなんだろうな。「ドナーが見つかりました」との知らせを受けた時の患者さんの気持ちはどんなだろうか。真っ暗な未来に一筋の明かりが・・・・なんて感じなのだろうか。まあ、健康である私が患者さんの気持ちなど計り知るなんてことはできない。むしろそういうことを考えるのはドナーの自己満足なのだろう。
ドナー登録したときはそんなことを妄想してホクホクしたもんだが、いざ候補に選ばれた今、ちょっと考え方が変わってきたのは事実。移植して治るのも運命ならば、治らないのも運命。私にはなんの責任も義務も罪もない。「命を助けてあげた」なんて考えるのはむしろエゴであると思う。それは神様が決めることであって、ドナーが決めることではない。というわけで、内灘エントリーを決定。自分の趣味やライフワークを削ってまで執着することでもないかなと思って。別に無関心になったわけではない。なるようになると思っただけ。
つづく