ノーベル京橋賞

 iPS細胞を作成したカシコの人がノーベル賞をGETしたという話題が紙面を賑わせている。関西人でユーモアのセンスがあり、マラソンが趣味で今度の大阪マラソンにも出場するということで、特に関西圏において好感度抜群である。
 
 もうすぐ文学賞の発表もあるそうだが、こちらはご存知村上春樹氏が有力なんじゃないかというハナシである。今朝の『す・またん!』(関西ローカルの朝の情報番組です)で、「村上春樹の作品でどれが一番好きか」というアンケートを行なっていた。場所は京橋。
 
 村上春樹作品を理解できる人間が京橋をウロウロしているとは思えない。案の定、

 「あ、ああ~、角川春樹ね。えっ?違う?あれやろ?イチキューマルヨンのやつやろ?あれ正直難しいわ~。途中で止まったままやねんガハハ」

 というオッサンがいて私は大変安心した。しばらく京橋には行ってないが、昔と変わらず京橋は京橋のままだった。さらに約7割の人が「読んだことない」という回答であり、これで向こう5年は京橋の平和は約束されたと言っても過言ではない。
 
 しかし中には、「透明感があるから好き」とか「展開がワクワクさせる」などというカシコな回答もあって私をヒヤリとさせた。しかし顔を見れば明らかに京橋の人間ではない。おそらく京都辺りのセレブが、京阪からJRに乗り換えて芦屋に住む娘夫婦のところに遊びに行くという感じで、京橋はただの通り道だったのではないかと推測する。こういう人達は、是非これからも京橋はスルーして頂きたい。カシコのエキスで京橋を汚して欲しくないと思う。
 
 京橋は、ええとこである。
 

ノーベル京橋賞” への2件のフィードバック

  1. 昨年の大阪マラソンでゴール後、更衣スペースで休んでいるときに
    すぐ隣りでお連れの方と談笑されていたのが山中氏でした。
    その時は、どこかで見たことある人だけど誰だか思い出せませんでした。
    あの場では一市民ランナーでしたけど、実はすごい方だったんですね。
    有名になられたので今年は周りの反応が全然違うでしょうね。

  2. そうだったんですね。今年はものすごい有名人やから囲まれるんでしょうね~。おそらく自分のペースで走れないかも(笑)。

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