やっすいチューブラーにしてから数日が経って一番喜んでいることは、毎朝エアを補充しなくてもいいこと。前に使ってたやつはチューブが薄いのか一晩でエアが抜けてしまうから、毎朝子供たちが寝てるのに「パシュッ!」と大きな音を立ててエア調整しないといけない。
しかも朝と晩でも当然空気圧が変わるから、帰宅時は少々頼りないタイヤで清滝を下ることになる。まあ低圧は低圧で乗り心地が良かったり安心感があったり良い部分も一杯あるのだが。
しかしよく考えたらフツーの自転車って毎朝タイヤに空気を入れる必要なんてなく、私は毎朝当然のことのようにやっていたけど、今こういう状態になって「ああこれがフツーやんな・・・・」と思う。
「使いにくいもの」とか「めんどくさいもの」をガマンして普段使いすることにはちょっとカッコ良さなんかが含まれていて、クルマなんかでもATの方が断然使いやすいし速いし燃費もいいのに、わざわざMTを使い続ける人がいる。その気持ちはワカランでもないので別にいいのだが、そんなコダワリを持ってる人でもタマにATに乗ったら、口には出さずとも「やっぱATはラクやなあ」と思うハズである。
ロードバイクばっかり乗ってる我々なんか良い例で、タマにママチャリに乗ったりするとその使い勝手の良さにカルク感動したりする。安定してるし荷物乗るしスタンド付いてるし!
そう考えると、普段「思い通りにいかんの~」とブツブツ言いながらもヨメとして認めて共同生活を続けていくということは、それはそれで「めんどくさ美学」の中に含まれるのであろうか。ママチャリみたいな便利なヨメはツマランのか。コルナゴみたいにトンがってるヨメもカナワンけど。