しっかし朝から晩まで一時も止まずによく降ったなあ。
「今日走ったら速なる」と信じて旅館を飛び出した。道中にローディーの姿は全く無し。気配すら無し。ていうか雨の中カタカタ震えながら走るのは非常にバカっぽい。事故やトラブルの可能性だって増えるし、冷えてカゼをひいてしまってはかえって遅くなる。でもまあいいか。隊長だし。これぐらいしないとウケないだろう。
雨天の走行では前走者を風除けに使うことが出来ない。イヤ出来ることは出来るけど、前の人の後輪が跳ね上げた水しぶきがモロに顔にかかり、目を開けてられないので前が全く見えない。35km/hで走る自転車の後方には約5m以上は水しぶきが上がる。だから常に左右どちらかにズレて走行。交通量の少ない田舎ならいいけど街中に入るとそれも出来ず。山の中の雨は気持ち良かったけど、都会の雨は全く不快だ。
自分の場合、100kmを超えると急に燃費が悪くなる。50km地点と90km地点で食べとかないとダメみたい。それから雨の中ではあまりノドが乾かないのでボトルの水を軽視しがちだけど、やっぱり晴れの日と同じぐらい飲んだ方がいいみたい。覚えとこう。
路面が濡れていると走行音が大きいので、すぐ後ろの人がダンシングしてるのか、だいたいギヤはどれぐらいのを使っているのかが音でわかる。淡々と走っていると神経が研ぎ澄まされているからか、ホントに周りの音がよく聞こえる。
今回初めて掘越峠を日本海側から上ったけど、勝尾寺1本分ぐらいで大したことはなかった。山々には霧がかかってて、まるで仙人が出てきそうな雰囲気。あれはあれでなかなか良かった。ツバメがすぐ横を並走するように飛んでくれた。かわいかった。
ブレーキが効かなくなるのでヒヤっとする場面が何度かあった。無事故&ノントラブルで帰って来れてなにより。せっかくのイベントを我々のアホな練習で台無しにするわけにはいかなかったから、それだけは集中して走った。
帰宅してから、サドルを抜いて自転車を逆さまにすると水がジャージャー出てきた。ジャージやレーパンも砂まみれだった。携帯とお金を入れてた小型の密封タッパは全く無事。だけど様子伺いで電話してきてくれた人たちの着信が全く聞こえなかった。音量最大にしててもバイブにしててもダメ。ヨメからの連絡を無視する可能性があるので、いろんな意味で雨天練習はリスクが大きい。
まとめ。「走ってたら雨が降ってきた」ならいいけど、わざわざ雨の日を選んで走ることもなかろうかと・・・。