油断

 今朝はケルビム号で出勤。時計をスタートさせて清滝峠をライドオ~ン!(ひさしぶりに使った)。
 
 ところが今日は運が悪い(調子が悪いのはいつも)。クルマ多いわ信号つかまるわ・・・。信号待ちで時計を止めてて、青になったからリスタートしたけど、時計をリスタートさせるのを忘れてて、ワヤクチャになってココロ折れた。
 
 しかし王滝も近いことだし、さらに今年の乗鞍は一発キメたろかい!と思っているので、嫌がるフロントディレイラーを無理矢理アウターにブチ込み、下ハン握ってライドオン。
 
 フラフラしないように上半身に力を込め、サドルからオケツが離れないように注意しながらガマンのライドオン。
 
 つづら折れに入って斜度が緩くなったところでさらにギヤをひとつ重くして我が身にムチを打つ!ドMの世界だ。
 
 有り得ない重たいギヤをふぅふぅ踏みながら登っていると、背後から音も無く近寄ってきたローディーがスカーっとヌイてイッた。いつも清滝を登り返して往復練習しているラピエール君(しゃべったことない)である。
 
 こんなことがあるから清滝は油断できない。今日は遅いとは言えアウターで登っていたから「筋トレでもしてはるんかな?」と思われただろうが、一番軽いギヤでさらに二日酔いでヘロヘロになっている姿を見られてしまっては、今まで積み上げてきたアタッカーズ隊長の威厳はガタ崩れである。
 
 「オレはいつもは速いんやで」とのアピールをするために、ハアハアする息を窒息寸前まで殺し、顔面蒼白になりながら少し言葉を交わした。会話の流れの主導権はコッチが握ったが、そんな主導権握ってどないすんねん。ヒルクライムの主導権握らんかいとツッコんでみる。
 
 ラピエール君はサワヤカに走って行った。「ワタシはあくまで通勤である」を主張したので大丈夫だとは思うが(何が?)、清滝時間7:30~8:00は要注意である。