今朝通勤で清滝を上っていたら、最後の直線の民家の前でローディーが2人へたり込んでいた。雰囲気が十三峠マニアさんに似てたのだけど、彼がこんなとこでヘタるなんてありえない。なんかのトラブルかなと思って近付いたら地元の中学生だった(笑)。
通り越しざまにちらりと彼らの自転車を見たら、二人ともダブルレバーで泥除け付き、後ろにカゴも付いてたかな?釣竿は持ってなかったから純粋に二人でサイクリングをしている様子。
「ああ〜、今でもこんな中学生おるんや〜」
と思ってちょっと嬉しかった。そんなに新しい自転車には見えなかったから、もしかしたら父親か誰かのお古なのかもしれない。
ランドナーとかって年配の方が乗ってるイメージがなんとなく強いけど、こういう中学生が乗ってるのを見ると非常に微笑ましい。彼らがこれから自転車に乗り続けるとするならば、現在の私なんかよりもっとヘビーな自転車乗りになるだろうし、今ランドナーに乗ってるおじいちゃんなんかもきっと中学生ぐらいから自転車に乗っていたのだろうと思う。
そう考えるとその狭間にいる我々なんかは、本気の自転車乗りからすれば“ヒヨっ子中のヒヨっ子”なワケである。私は清滝を彼らより速く上ることは出来るけど、きっと彼らはもっと違う清滝の楽しみ方を知っているに違いない。
私のディープリムを珍しそうに眺めている中学生は「オレもあんなの使ってみたい〜」と思ってるのか「なんだアノ変なホイールは」と思ってるのか知らないが、このホイールに乗って得られる楽しみなんて、自転車の楽しみの何百分の1ぐらいでしかないのだろうなと思った。