清滝の乱再発!

 モンキーズ隊長から正式に挑戦状が届いた。清滝での1本勝負。ただしモンキーズは3人でのリレー形式。清滝峠を3区間に分け、1kmちょっとずつをバトンタッチするというコッスいバトル形式。アタッカーズはもちろん私1人である。

 モンキーズのメンバーを紹介しておく。

●第1走者・・・Kマタさん。“エロオヤジ”との異名を持ち、酔うと放送禁止レベルのエロトークで周りに迷惑をかけるタイプ。以前から私と清滝勝負を申し出てくれてはいたが、なかなか時間が合わず、今回ようやくこのような形で実現となった。王滝100km完走経験有り。最近痛風だとの情報を仕入れた。

●第2走者・・・KATくん。“メタボくん”の異名を持つがそれほど太っているわけではない。解散寸前のバンドのベース担当。糖分を多く含む汗をかくのでカブトムシが寄ってくるという噂だが誰も現場を見たことがない。酒がめっぽう弱く、少し呑むと寝てしまうのでこれまた周りに迷惑をかけるタイプ。こちらも王滝100km完走経験有り。関係無いけど奥さん美人。

●第3走者・・・イノウエさん。言わずと知れたモンキーズ隊長。猿山の近所に自宅を構えるが坂には弱くどちらかというとスプリンター。しかし座右の銘である「イケるトコまでイク」時の彼はアタッカーズも一目置くほどなので要注意。酔うと電車を乗り間違えたりハダカのまま廊下で寝たり骨を折ったりしてィヨメに迷惑をかけるタイプ。

 とまあこんな感じのメンバーなのだけど、やはり一番注意しなければいけないのが第3走者の猿隊長だ。第3区間はつづら折れに入ってからのスタートなので斜度が緩く、スプリンターの彼がもがくには非常にいい距離でもある。おそらくここだけの区間タイムは私の方が遅いと思うので、第1区間と第2区間でどれだけ差を広げられるかが勝負を分ける。

 第1走者のKマタさんの実力は未知数な部分が多い。以前から仲良くさせてもらってはいるが、一緒に自転車に乗ったという記憶はあまりない。酒の席ばっかりだからだ。だけど通風とはいえ本番までにはなんとかしてくるだろうし、王滝完走の実力は侮れない。1kmちょっとの仕事なのでスタート直後からトバしてくるに違いない。しかしこの区間は交差点や信号がある。ペケドンアシストを使って彼の前へクルマで飛び出してみるとかそういうコソクな手段も妄想しておく。

 第2走者のKATくんが何故一番苦しいこの区間を選んだのかは全く不明だ。多分猿隊長の独断だとは思うが、アタッカーズとしてはここで一気に引き離したい。だけどKATくんだってロードを新調したばっかりだし、この日の為にばっちり気合を入れてくるだろうから油断するわけにはいかない。なんせKATくんが苦しいということは私も苦しいのだ。この区間がイチバン苦しい。ホテル前16〜17km/hペース目標。

 きっと猿隊長は3区間までに私が先行することは想定していると思う。そして自分が担当のこの区間で私を逆転してぶっちぎり、ギャラリーの待つゴール地点へ両手を挙げてフィニッシュしようと妄想しているに違いない。そうはさせるかっちゅうねん。オレもおんなじ妄想してるっちゅうねん。

 とにかくまあイロイロ考えずに、下から上までモガきまくるだけだ。8月5日(日)、朝7時に清滝スタート地点に集合ィヨロシク!