ロードに乗って気付くこと

 実に2ヶ月ぶりのケルビム号出動。良く考えたら2008年初である。特に何があったというわけではないが、なんだかフト乗りたくなっただけ。

 MTBのように重たい自転車をずっと乗っていたから、きっと久しぶりに乗るロードバイクでは、もう背中に羽根が生えたように走れると思っていたのに意外とそうでもなかった。

 確かに平地での速度維持の楽さとか、下から上までのタイムなどはロードの方が優れている。でもそれはただ自転車の走行抵抗が減ったことによる副産物であって、自分のカラダをA地点からB地点まで移動させるのに必要な仕事量はMTBもロードも同じである。時間が短い分、ロードの方が仕事量が多い気がする。

 MTBに用意された軽いギヤに甘えてたお陰で羽根が生えるどころか足枷を嵌められたように重い。期待していただけに尚更である。

 ただひたすらに自分と向き合うロードバイクと、自然を楽しみながら走るMTBと、これらは同じ自転車であって全く違うものではないのかと思う。「どちらが楽しいのか」なんてそんなの個人が決めればいいことだけど、ロードバイクとMTBの両方を所有していて、乗りたいときに乗りたい方を選ぶことができる環境にある人は、自転車乗りのなかでも幸せな部類だと思う。

 ロードも乗らないとMTBは速くなりませんね。