自転車のフレームで、アルミは硬いとかカーボンはしなやかだとか言うが、僕は正直言ってよくわからない。回転木馬イベントで新機種の試乗会を毎年開催してくれるのに参加しても、「お〜。なんかこの自転車新しいなあ」ぐらいしか感じることができない。6kg台のターマックにも乗ったが、自分が乗っている自転車に比べたら違うというぐらいで、軽さがどうとか直進安定性がどうとかは全然わからなかった。インプレッションなんて恐れ多いことは出来やしない。クルマだったらわかるんだけどなあ。
まあ、河川敷をちょっと乗ったぐらいではその自転車の性能の全てなんてわからなくて当然だ。1週間ぐらい通勤で使わせてくれるならわかるかもしれない。なんか疲れないなあとか、いつもより早く会社に着くなあとか。
ケルビムロードをオーダーする際に、乗り心地をどうしてほしいとかフレームの硬さはとか聞かれたような気がするが、僕は確か「長く乗れるような自転車」と答えたと思う(すでに記憶が定かでない)。そう注文したものの、実際にその通りになっているかどうかよくわからない。しかし、以前のピストに比べると乗り心地がよくなっていることぐらいはわかる。ケルビムに乗って5ヶ月になるが今のところ特に不満がないということは多分長く乗り続けることができるだろう。
自転車の選び方は人によっていろいろあると思うが、僕の場合はロードかMTBかぐらいを選べば、あとの乗り心地等は慣れていくものだと考えている。だからカーボンだろうがクロモリだろうが慣れてしまえばみんな同じだ。高価な自転車を何台も所有することができる人は「乗り比べ」ができるだろうが、僕の家庭はそうはいかない。なけなしのお金を払って購入したものだ。欠点を探すよりも長所を見つけていくほうが楽しい。
好みのタイプがハッキリしている人は、その通りの自転車を選ぶと良い。求めるものがわかっていると自転車選びもスムーズだ。しかし好みがハッキリしていない人は、とりあえず買ってしまえば良い。あとは慣れていくもんだ。
結婚相手を探すのとよく似ている。