いよいよ淡路島ツーリングが明日に迫ってきた。ロングツーリングは去年の琵琶湖・・・いや、沖縄以来だ。えらく昔のような気がするがそうでもないんだなあ。
なんか沖縄の雰囲気っていい。また行きたいなあ、沖縄ツーリング。
ホノルルマラソンを走ったことのある友人が言っていた。
「あれだけの大人数で一斉に走っていると、頑張って一人や二人追い越してもまだ前には人、人、人・・・。少し気を抜いて一人や二人に追い越されてもやはり後ろにも人、人、人・・・。自分が少しぐらい頑張っても頑張らなくても現在の状況が大きく変わることなんてない。まるで人生のようだ。」
沖縄ツーリングはそれに似ている。あれだけ自転車がズラ〜っと並んで走っている光景はアリの行列にも見えた。先頭も見えないし最後尾も見えない。自分がそんな行列の一部になっているということに、自分の非力さというか虚しさというか、「オレがいなくても行列なんだろうなあ」と思った。
あのツーリングをもし一人で走っていたとしたら、そんなマイナス思考に飲み込まれてリタイヤしていたかもしれない。知らない人たちに囲まれて、延々と続くツライ上り坂を黙々と走り、その後に来る下り坂の気持ち良さを誰かと分かち合うこともできず、走り終わった後のオリオンビールと子豚の丸焼きの美味さを語り合うこともできない。僕のような人見知りには、「沖縄っていいですね」なんて知らない人に話しかけることなんてできないし。
だから仲間と一緒に走ることは楽しい。その中でも速さとか体力の違いはあるけれども、休憩中やクルマでの移動中にワイワイガヤガヤと話しできるのがいい。それに沖縄で痛感したことだが、知らない人の後ろを走るのはとても恐い。体のデカイ外人がいたので風除けに使おうと思ったのだが、急にどんな動きをするかわからないのでピッタリ後ろにつけなかった(案の定僕のすぐ前で落車した)。
目的や趣味が同じ仲間っていい。これからもいろんなところへツーリングに行くと思う。一人旅ってのも悪くないし実際にしたこともあるが、僕はやっぱりたくさんの仲間と行く方が好きだ。明日はみなさん事故の無いように楽しみましょう!