清滝を何分で上ろうが、オキナワで何位になろうが、ヨメコドモには全くカンケー無い。つまり私がどれだけ早起きしようが、どれだけ練習しようが、どれだけモガこうが、どれだけ距離を走ろうが、ヨメコドモにとっては「パパは遊んでばっかでイイネ」である。
でもまあそういう“ニュートラル”な人間が近くにいないと、ついつい暴走してしまって自分を見失うことがある。もしヨメコドモがいなかったら、私は調子に乗って実業団登録とかしてたかもしれない。私みたいな自分に甘い人間が、スポーツの世界で花を咲かせることなんて出来るわけがないのに。
オキナワに向けて、あんな練習とかこんな練習とかを考えていたが、いろいろ考えるのはヤメよう。どうせ出来もしないことを考えていてはイライラするだけだ。自分には「清滝越え自転車通勤」がある。余計なことはしない。暑い日も寒い日も、清滝を越えて通勤した者が、オキナワでどれだけやれるかやってみる。
『清滝が 自分の中の 一番坂』