隊長ひとり

 連休2日目はグータラ過ごすワケにはいかないので、6時に起床して十三峠まで行って来た。

 先日の猿隊長との猿会議により『十三峠の乱』は12月3日(日)朝7時にスタート地点「大竹7」交差点集合と決定した。集合場所がわからない方は回転木馬前に6時に集合して頂ければ、集合場所まで川沿いルートでご案内させて頂く予定である。女性、初心者、他チーム、奮ってご参加お待ちしている。

 で、十三峠に行って来たワケだが、「行った」だけで「登って」はいない。久しぶりにピストに乗ったからである。あんな乗り物で十三峠は登れない。コンジョウで登ったとしても下れない。どちらにせよ坂には不向きな乗り物である。

 行きも帰りも一人。そんな2日目。

ヒマな隊長

 火曜水曜と連休で、嫁の田舎の和歌山県の龍神村に温泉にでも行こうと思ってたのだけど、こころが急に熱を出して中止。2日間もの時間がポッカリとヒマになってしまった。

 仕方が無いので1日目はまだまだ中途半端な部屋の片付け。嫁に任せるよりも私がチャッチャとやってしまった方が早い。もっと早く気付くべきだった。



 ようやくローディーの部屋っぽくなった。3本ローラーなんかがあったら完璧である。

 片付けも一段落して宗一郎にピアノを教える。



 才能あると思う。こないだ木枯らし1号が吹いた時『木枯らしのエチュード(ショパン)』弾いてたし。早めにプロに習わせるか。

 朝から晩までちびちび呑んでいたので早めに就寝。そんな休日。

隊長連絡

 箕面モンキーズ隊長へ業務連絡。

 ウキッ。ウキキッキ。
 12ウキ3キキ、ジュウサンウキキのウキ。
 AM7キャッキャ、オオタケ7シュウゴウキキウキッキキ?
 ウキウキアタッカーズウキキ、16〜18プンキキッキ。
 モンキーズ20〜25フンウキキ?
 キャッキャ30プンウーキー!?
 ウキキキキキキッキ〜(キャッキャ)!
 ウキキャッキャキキウキ〜〜是!!

 あ〜、猿語は難しい。

今日も隊長

 ヘルメットのパッドが一つなくなってた。



 でもええねん。特に支障ないし。ちょっと軽なったし。隊長はいつでもポジティブである。

今日の隊長

 あるある大辞典を見ながら「なーパパ!見て見て!セルライトって女性の9割があるんやて!」と言う嫁。「女性の9割やなくてお前の9割がセルライトやんけ」と、ココまで出たけどヤメといた。しかしその後嫁は不機嫌に。もしかしたら止めたつもりが発音してしまったのかも。まあええわ。


 『アタッカーズ隊長報告』

 通勤往復54km。行きしなの清滝は第一区間をおもくそ飛ばす。第二区間は大きく息をして呼吸を整える練習。第三区間は「オキナワ」のアニキ達にエールを送りながら。

 帰りの清滝はただフツーに下っても面白くないので「マモラ乗り」で。なかなかウマイこといかない。やっぱアイツはすげー。

 今日からイッキに寒くなった。自転車乗りには最初の10分がツライ季節だが、そのかわり空気が澄んで夜景がめっさキレイ。清滝から大阪市内の夜景に飛び込んで行くかようなダウンヒルはサイコー!

 隊長報告終わり。

アタッカーズグッズ

 ノンちゃんお手製のモンキーズ刺繍のデキがかなり素晴らしいので、昨晩の居酒屋木馬でノンちゃんに「アタッカーズ刺繍」を発注しておいたが、あの「サラリと流されよう」ではきっと実現しないような気がする・・・。

 そこでアタッカーズもTシャツに続くニューグッズを作ろうかと妄想しているのだが、どんなモノがいいだろうか。

清滝アタッカーズ新デザインTシャツ

 Tシャツ作るのって結構メンドクサイんだなー。Tシャツ君も借りモンだし。しかもこれからの季節寒いし。Tシャツ着ないよな。

清滝アタッカーズシリコンリストバンド

 「LIVE STRONG」のリストバンドが流行ったことだしナウイと思うんだが、いかんせん高い!10〜20本ぐらいで作ると1本当たり1000円以上する。500円以下にしようと思ったら200本ぐらい作らないといけない。そんなにトモダチおらん。

清滝アタッカーズ缶バッチ

 「カンバッチグー」なるオモチャがバンダイから出ているそうなので自分でも簡単に作れそうだ。これええなー。安いし。


 妄想劇場・・・。

 私が自転車で信号待ちをしていると見知らぬ少年が近寄って来てこう言う。
 「どうやったらおじさんみたいに速く走れるの?」
 私は少年の頭をナデながら、
 「ははは。キミはまだ子供だからね。これからもっと速くなれるよ。」
 「ホント!?ボクは速くなれる!?」
 「ああなれるさ。私だってキミぐらいの頃は一生懸命練習したんだから。」
 「おじさんありがとう!なんだか元気が出てきたよ!」
 私はおもむろにポケットからアタッカーズ缶バッチを取り出し少年に手渡す。
 「これをあげるよ。これでキミも清滝アタッカーズだ。」
 「ありがとう!おじさん!!ボク頑張るよ!」
 少年は目をキラキラさせながら走り去って行く。その背中を見ながら私は叫ぶんだ。
 「『おじさん』はよせよー!」


 よし。カンバッチグー落札や!

下りアタック禁止令

 「清滝アタッカーズは下りもアタック!」なんて書いたことがあるけど、撤回しようと思う。やっぱり下りアタックは危ない。

 下りのタイムを縮めようと思ったら、「恐怖との戦い」ただそれだけである。ある程度のテクニックにより速くなることは出来るが、そこから先はどう努力しても大して速くならない。恐怖に打ち勝って危険と隣り合わせになるしかない。

 ただし「下りは気持ちイイ」というのは確かにあるので、そういうダウンヒルが出来るように練習することは大賛成である。

 毎日清滝を往復しているとおかげさまで、下りを「怖い」と思うことはなくなって、ワインディングを楽しめるようになった。荷重移動とか目線とかでホントにバイクの挙動が変わるし、「今のヘタやったなー」とか「今のコーナーリングは芸術やな〜」なんて思えるようになった。

 「下りキライ」って言う自転車乗りって結構いて、クライマーなんかに多いような気がするのだけど(まっさんもキライって言ってた)、私もその気持ちはワカランでもない。ブレーキをずっと握っていたり、腕や肩に力が入ったりして疲れるし、何よりも怖い。下りで一度でもヒヤリとしたことのある人なんかは尚更である。

 でも、それらは練習することによって克服出来ると思っている。上りの練習はタイムを縮める為だけど、下りの練習は気持ち良くなる為である。清滝を下りながら思わず「ヒャッホー!」って言ってしまうこともぶっちゃけある。「このまま羽根広げたら梅田ぐらいまで飛んで行くやろなー。わはははー!」なんて。

 「清滝アタッカーズは速い」ではなくて「上手い」にしよう。そうしよう。

 「清滝が上手い」

 うん、なんかエエやん。

ちょっと見てや!

 仕事でタイヤのエアチェックしようと思ったら、バルブのフタが手からコロコロと転がっていって、ドコ行ったんかなーって探したら、ナ・・・ナンと立っててん!スタンドアップやで!!ミラクルやと思えへん!?きっとええことあるわー。

シャシの話とか

 これまた長文です。酒でも飲みながらお楽しみ下さい。


 先日の記事にもチラっと書きましたが、クルマも自転車も、エンジンとシャシのバランスがとても大切であることは周知の事実であります。ちなみに「シャシ」というのはボディやらサスペンションやらタイヤやら、エンジン以外の全ての部分のことをまとめてそう言います。「シャーシ」とか「シャシー」とかの呼び方もありますが、ここは教科書通り「シャシ」で統一したいと思います。いろんな解釈があるとは思いますが、そう習ったんやからしゃーないやん、ということで毎度のことながらツッコミは禁止とさせて頂きます。

 私はホンダのディーラーで働くシガナイ整備士ですが、友人知人親兄弟親戚紹介等々の諸事情により他メーカーのクルマも修理させて頂く機会があります。コレがなかなかホンダマン泣かせ、・・・イヤイヤ、光栄なことでございまして、それぞれのメーカーの考え方や信念などを垣間見ることが出来る良いチャンスだったりするのです。

 先日も6000ccものバカデカイエンジンを積んだアメ車を触らせて頂く事がありましたが、やはりそれだけのエンジンを積むシャシってのはモノスゴイ頑丈に作られているものでありまして、国産車ばかりをイジっていると考えもつかないような部分に補強が入っていたり、ドラム缶を横にしたようなタイヤが装着されていたりするのであります。エンジンを始動し、空ぶかしを一発カマしただけでマフラーから100円玉がチャリンチャリンと飛び出していくかような燃費の悪いエンジンであるにも関わらず、アメリカではそういうクルマがフツーに走っているのであります。それらは当然アメリカの交通事情や石油価格などがそうさせたわけで、例えば雨の少ないイギリス車にはオープンカーが多かったりするのであります。

 さて、自転車の話に移ります。

 これら「御国柄」が如実に表れる例に、自転車はバッチリクッキリ当てはまるものだと自動車整備士国家資格所有者(ひつこい)である私は確信しております。

 冒頭でも書きましたように、エンジンとシャシの関係は最重要項目でございます。エンジンは“日本人”以外に選択不可能ですから、シャシ、つまり自転車本体の選択を慎重に行う必要があるわけです。ここをミスっていらっしゃる方が意外と多いのではないかと私は思っておる次第であります。

 コレをお読みの自転車仲間の皆様の中には賢明な方がたくさんいらっしゃいますのでそういった類のミスには心配御無用かと思いますが、先日行われました鈴鹿での8時間耐久レースなど大型イベントでは、エンジンがコッテコテの日本人であるにも関わらず、バッリバリのアメ車であったり、ビッカビカのイタ車に乗っている方が結構いらっしゃるのです。私は別にアメ車やイタ車を否定しているわけではございません。自転車の楽しみ方の一つに「所有のヨロコビ」というものがございますので、アメ車やイタ車、その他庶民では到底手の届かないような自転車に乗っておられ、ゆっくりと楽しんで走っていらっしゃる方々は、おそらくそういう自転車の楽しみ方を満喫されているのだと思われますので、「ほっとけや」と言われましても私は何の文句も言い返せないわけであります。

 しかしながらこれまた先日も書きました通り、私は息子に創設者の名前を付けてしまうほどのホンダ党であります。エンジン、シャシ共にバランスの取れた国産車の中でもさらに高次元でバランスされ、効率の良いパワーの出し方を徹底しているホンダ車のファンと致しましては、やはり「走ってナンボ」だと考えるのです。自分の持つエンジンパワーと、シャシである自転車とが高次元でバランスしながら走行することが最も速く走る方法であると考え、どちらか一方が飛び抜けていてもそれは「ホンダ的」に申しまして、「違うんだな〜」なのであります。

 というわけで、「自分に合った自転車選び」が大切でありまして、そんなことはどこの自転車雑誌を見ても書いていることなのでありますが、「今さらそんなこと言われても買い換えられへん」方が私を含めて多数いらっしゃいます。またパーツひとつ取ってみても非常に高価な物が多く、少ない小遣いをやりくりしているサラリーマンにとって、それらの選択ミスは絶対に許されることではございません。

 昨今の自転車ブームによりまして、本屋に足を運べば自転車雑誌は山の用に販売されており、それらのページをパラパラとめくると魅力的な自転車やパーツが溢れるほど掲載されております。しかし、そんなものに惑わされてはいけません。自分のエンジンに合わない間違ったシャシ選びをしないためにも、「自転車は走ってナンボ」ということを忘れないで頂きたいと切に願うのであります。幸いにも「売るだけ」の自転車屋さんは少ないように思います。買ってもらった自転車を最大限に使って頂けるように様々なイベントを提案してくれるお店がほとんどです。そういったイベントを最大限に活用し、乗って乗って乗りまくって頂きたい。そうすれば自ずと「自分に合うモノは何か」がわかってくるものでございます。

 私も「コルナゴ欲しい」とか「カンパレコード」欲しいとか申しておりますが、先日333.33kmを走破した時に思いました。「コレでええんやな」と。私のエンジンはラッキーなことに今乗っている自転車が相性バツグンなのでございました。自転車選び、パーツ選びに迷っている方がいらっしゃいましたら、とりあえず乗って下さい。走って下さい。外人や金持ちの真似はしなくても良いのです。補助輪無しで走ることの出来たあの日の感動を思い出して下さい。自転車はそういうモンなのであります。

 エンジンは机上で設計することが可能ですが、シャシは不可能です。ホンダでさえ、わざわざドイツのサーキットまで持ち込んでテスト走行を繰り返すぐらいですから。