年末に餅つきをした晩に、木馬メンバー数人と飲みに行った。そこで回転木馬ラジコン部部長N原君とラジコンの話をちょっとだけした。ラジコンは自動車の構造の勉強になるっていう話題。
僕が始めてラジコンを買ってもらったのは、たしか小学5年の頃だった。それまではクルマのことは好きだったが、車種名をよく知っているだけで、構造や部品名まではよく知らなかった。電動RCだったのでエンジンの構造までは勉強できなかったが、シャシーの勉強にはとても役立った。
トー、キャンバー、キャスターなどのホイールアライメントのこと。ピニオン、ベベル、デフなどのトランスミッションのこと。その他、ダウンフォースとかアンダー、オーバーステアとかタックインとかクルマの挙動のことまで。
考えてみると、僕が今やっている仕事の原点はラジコンにある。あの時ラジコンを買ってもらってなかったら、メカニックなんてやっていないかもしれない。
人生のターニングポイントなんて、どこにどう転がっているかわからない。後から自分の人生を振り返ってみて「ああ、あそこやったなあ」と思うぐらいのもんだ。
だから、自分の子供が「あれやりたい」と言ったら、できるだけやらせてみたい。どこでどう転じるかわからない。もしかしたら老後は楽できるかもしれない。
自動車整備士なんて儲からないからミニカーやラジコンは与えずに、お医者さんごっこセットみたいなのを与えてみようか。よからぬ方向に行かなければよいが・・・。