頑張れラジコン部

 年末に餅つきをした晩に、木馬メンバー数人と飲みに行った。そこで回転木馬ラジコン部部長N原君とラジコンの話をちょっとだけした。ラジコンは自動車の構造の勉強になるっていう話題。

 僕が始めてラジコンを買ってもらったのは、たしか小学5年の頃だった。それまではクルマのことは好きだったが、車種名をよく知っているだけで、構造や部品名まではよく知らなかった。電動RCだったのでエンジンの構造までは勉強できなかったが、シャシーの勉強にはとても役立った。

 トー、キャンバー、キャスターなどのホイールアライメントのこと。ピニオン、ベベル、デフなどのトランスミッションのこと。その他、ダウンフォースとかアンダー、オーバーステアとかタックインとかクルマの挙動のことまで。

 考えてみると、僕が今やっている仕事の原点はラジコンにある。あの時ラジコンを買ってもらってなかったら、メカニックなんてやっていないかもしれない。

 人生のターニングポイントなんて、どこにどう転がっているかわからない。後から自分の人生を振り返ってみて「ああ、あそこやったなあ」と思うぐらいのもんだ。

 だから、自分の子供が「あれやりたい」と言ったら、できるだけやらせてみたい。どこでどう転じるかわからない。もしかしたら老後は楽できるかもしれない。

 自動車整備士なんて儲からないからミニカーやラジコンは与えずに、お医者さんごっこセットみたいなのを与えてみようか。よからぬ方向に行かなければよいが・・・。

あけましておめでとうございます

 みなさん、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

 去年は本当にいろんなことがあった。結婚して、子供が生まれて・・・。そんなわけで、今年の正月はどこか旅行にでかけることもなく、親戚たちにあいさつ回りということになった。

 私事ではあるが、中学の頃両親が離婚し、その後父親が亡くなった。それ以来父方の親戚とは付き合いがなくなっていた。だから結婚したことも子供が生まれたことも、それどころか中学生以降のことは、父方には連絡も何もしていなかった。母方の親戚がたくさんいるので、僕的には別に付き合いを復活させるつもりもなく、このままでいいかなと思っていた。

 ところが風のウワサって本当にあるもんだ。どこで聞きつけたのか15年ぶりぐらいに連絡があり、正月早々会いに行った。久しぶりに会った親戚たちは以外にもにこやかに僕と嫁と子供を迎えてくれて、昔のことは忘れてこれからもよろしく、みたいなことになった。「今まで連絡もせんと何しとったんや」と怒られるのを覚悟していたのでいささか拍子抜けだった。

 おじさんおばさんたちはやっぱり老けていた。いとこたちは名前が出てくるのに時間がかかってしまうほど大きく(というか大人に)なっていた。

 みんな宗一郎を可愛がってくれた。初めて会うはずの人たちにニコニコ愛想をふりまいていた。

 そんな光景を見ていると、疎遠になった親戚とまたこうやって引き合わせてくれたのは子供なんだなあと思った。「子は鎹(かすがい)」ってことわざは「夫婦間を取り持つ」っていう意味かと思っていたがどうやらそれだけではないようだ。

餅つき大会

 回転木馬店長の実家で餅つきをさせていただいた。実は僕、餅つきなんてかれこれ20年ぶりぐらいである。
 昔は実家の近所なんかでも毎年この季節になると、ぺったんぺったんやっていたものだ。

 小学生のころ持った杵はとてつもなく重たくてバカでかいイメージだったが、今この歳になってあらためて杵を持ってみるとえらく小さく感じた。杵が小さくなったのか僕が大きくなったのか。多分後者だろう。

 今回の餅つきのような日本の文化って、時代とともになくなっていっているような気がしていたが、そうでもなさそうだ。まあ20年やそこらでなくなってしまうようなモノは文化とは言わないのかもしれないが。

 昔と変わらないやりかたで作り、昔と変わらない味のお餅を食べながら、変わったのは自分なんだなあと、なんだか感慨深くなってしまった。

クラシックマン

 ケルビムロードのペダルを交換した。LOOKクリートに店長お下がりのシマノペダルの組み合わせ。シューズはパールの安い目のやつ。
 僕のロードバイクはハンドメイドフレームで決して安くはないが、レーシングスペックという程のものではない。特に軽量に仕上がってるわけでもないし、今回のシューズやペダルも、お下がりを頂いたり(どうもありがとうございました)して、マニアのようなお金の掛け方をしていない。

 まあでもこれでいいかなと思っている。僕はこの自転車がとても気に入っている。通勤にもツーリングにもレースにも使う。そういういろんな使い方をしていると、当然のことながら愛着が湧いてくる。

 たまに古いロードに乗っているおじいさんとかを見かけるけど、単純にかっこいいなあと思う。多分若い頃に買った自転車をずっと今まで乗りつづけているんだろうなあと。自転車と共に歳をとっていくことってすばらしい。

 ハコスカとか510ブルーバードとか、クラシックカーは非常にかっこいい。でもそんなクルマに茶髪のニーチャンが乗っていると、どーも違うと思ってしまうのは僕だけだろうか?やっぱそのクルマに似合う年齢みたいのがあって、クラシックカーにはクラシックマンがセットになってはじめて本当のかっこよさがにじみ出てくるのではないだろうか。

 僕もクラシックマンになりたい。僕のケルビムは、そうなりたいと思わせる数少ないアイテムのひとつだ。まだまだ始まったばかりだけど、僕とケルビム号は、確実に歴史を刻んでいっている。

 そんな貴重なアイテムと出会ったことに感謝したい。

「本田宗一郎と井深大展」

 昨日の12月24日は結婚記念日だった。まあ、そんなことはどうでもよい。

 以前から行こう行こうと思ってなかなか行けなかった「本田宗一郎と井深大展」にやっと行ってきた。
「そんなところに4ヶ月の乳飲み子を連れて行ってもどないやねん」という意見もあるが、なんせ本田宗一郎の名を名乗るものとして、そしてその親としてこれは行っとかなアカンやろ、ということでベビーカーを押して家を出た。

 僕はこのベビーカーというものが嫌いだ。まだ首も腰も完璧に据わっていない子供を乗せる為にはベッド型にしなければいけない。ベッド型にしたら子供の顔がこっちを向くようにしないといけないので、つまりべビーカーをずっとバックさせているように押す。そうなるとステアリング機能がついているキャスターが後輪にくるので、非常にコントロールが難しい。普通のコーナーリングが車庫入れしているみたいになる。早くお座りができるようになってもらいたいものだ。

 そんな困難な状況であるにもかかわらず、なぜか「ベビーカーを折りたたまずにどこまでいけるか」に挑戦してみたくなった。改札やホームまでの階段、電車の中、梅田に着いてからの人ごみの中・・・。「バリアフリー」がさけばれる昨今、お年寄りや車椅子の方々、そしてベビーカーごと子供を担ぐことができない女性の為に本当に「バリアフリー」ができているのか確かめてみたくなったのである。

 結果は散々だった。いや、バリアフリーが整っていないというわけではない。改札からホームまでのエレベーターは設置されているし、スロープだってある。ただ単に僕がベビーカーに慣れていないせいで人ごみをかき分けるのにかなり苦労したのだ。しかも「宗一郎展」をやっている梅田スカイビルまで、かなり歩かないといけなかった。着いた頃にはふらふらになっていて、受付のおねーさんの「恐れ入りますがベビーカーは入場できません」という言葉が天使の声のようだった。
 出発したての元気なころは、もしそんなことを言われたら「こいつは宗一郎って名前なんじゃ〜」とでも言ってやり、無理矢理にでも「ベビーカー折りたたまないルール」を敢行してやろうと思っていた。

<

p> 「本田宗一郎と井深大展」は、そんな親の気も知らずにスヤスヤと眠る息子の態度に「せっかく連れて来たったのにどないやねん」という思い出しか残っていない。

プロフェッショナルなこだわり

今日長年使っていた工具箱が壊れてしまった。引き出しのストッパーがきかなくなってしまって、入っていたたくさんの工具達が引き出しとともに僕のベンケイに落ちてきた。長年といっても3年ぐらい。工具箱の寿命としてはかなり短い。やっぱり安物を買ったのが失敗だった。

どんな仕事でもそうだが、プロの使う道具は高い。散髪屋さんのハサミは10万ぐらいするらしいし、料理人の包丁も画家の絵の具セットもバイオリニストのバイオリンもしかり。僕が使っているスナップオン達も一気に全部そろえればウン10万はする。

でも、いいモノはやっぱりいい。使いやすくて頑丈で、何より高価な道具を使っているという緊張感が心地良い。工具箱を見ればそのメカニックのレベルがわかるという。その通りだと思う。プロは使う道具に生活をかけている。愛とこだわりがあって当然だ。

そうだ、愛なんだ!よし!買うぞ!今度の工具箱は約10万はするけど買うぞ!プロの道具は高いんじゃ〜。

以前嫁にそんなことをチラッと言ったら、「私は貯金のプロや」と言われてしまった・・・。

ついにやってしまった!

ついに僕もホームページなるものをつくってしまいました(つくってもらいました)。

30歳になり、結婚もし、子供も産まれ、自分のまわりで起こっているいろんなことを書き記せていけたらいいなあと思っています。

趣味のことや仕事のことや子育てのことや、あと少しだけ嫁のことなんかを、なるべく毎日更新していきたいです。

文才もないですし、特別頭がいいわけではないので、読んでいただいた方々にとっては満足できる内容ではないかもしれませんが、まあ、ありのままの自分を書いていくことが日記だと思いますので、乱文や誤字脱字があっても笑ってごまかしてやってください。

最後になりましたが、年末のこのくそ忙しいときに僕のために時間をさいてくださった(よ)さん、どうもありがとうございます。これからもパソコン初心者の僕のためにがんばってください(笑)。

それでは、僕の3日坊主っぷりをとくとご覧下さい。