はじめの一歩

 実家から通勤する時はもちろん清滝越えをしないといけないのだが、最近は自宅から通勤の日が多いのであまり清滝を上っていない。

 以前の日記を読み返してみると、「清滝朝練します!」とか、「ヤル気のある人は集合!」なんてエラソーなことを書いている。自他共に認める二重人格(多重というウワサもあるが)なのでこんなことはよくあるし、私の性格を良く知る方々は「はいはい、また言ってるよ」ぐらいに思っていただけていると勝手に解釈しているので、あまり自分の発言に責任感が無い(オイオイ・・・)。

 ところが私は、それに加えて負けず嫌いときている。レースでも清滝タイムでも、もっと単純に友達との単なる競争であってもやはり負けることはなるべく避けたい。それにある程度の足を持っていれば、ロングツーリングなどでも楽に走ることができる。そしてその為には当然練習が必要である。

 しかし、朝早く起きて心拍を追い込んだり、休みの日に100km以上走ったりという、プロでもない限り(プロでも難しいかもしれない)そんなモチベーションを保ち続けることは容易ではないと思う。そんなことが誰でも簡単に出来るならもうすでにみんな速いだろうし、それが出来ないからこそ人間ってかわいいのである。

 何でもはじめの一歩が肝心である。どれだけ眠くても朝5時に目覚ましをかけたなら、とにかくガバっと布団から出てその場に立ち上がる。どれだけその場に座り込みたくても、とにかくガマンして洗面所で顔を洗う。どれだけ疲れていても、とにかく自転車をバイクタワーから下ろし玄関まで担ぐ。そしてどれだけ気が進まなくても、とにかく自転車に乗ってペダルを一回踏む。

 それらの「はじめの一歩」が積み重なることによって、それがいつしか習慣になり、成果につながって行くのではないかと思う。

 これは仕事やプライベートにも同じことが言えるかもしれない。嫌な客に電話したり、散らかった部屋を掃除したり。とにかく「オリャッ!」っとやってみることだ。

 とりあえず明日から朝5時に起きてみることにする。まずは布団の上に立ち上がることから習慣にしよう。

 嫁と子へ。早朝からパパは変なことをするが心配するな。