バーチャル

 今流行りのmixiっちゅうものに参加してみた。以前からお誘いがあったのだけど、なんとなく気が乗らなかった。でも今年からは新しいことにも挑戦していこうという気持ちもあって、勇気を出して参加した次第である。

 昨今のブログブームはここで改めて書くこともないが、「石を投げればブロガーに当たる」というぐらいではないだろうか。あの人も、この人も、み〜んなmixiで日記を書いている。そしてそれについてコメントを送ったり送られたりしている。友達の友達の、そのまた友達までみ〜んな友達だ。mixiに加入したことによって、いきなり友達の数が何十倍にもふくれ上がったような錯覚に陥り、少々混乱気味でもある。

 イヤ別に、それ自体を悪く言うつもりはないし、そもそもそれが嫌ならブログなんて書かない。まだ私がmixiを上手に使いこなせていないが為にそう思うのだろう。

 しかし、今日も仕事をサボりつつmixiをいじくりまわしていたが(オイオイ)、普段人見知りするタイプと思っていた人が(もちろん私の人間観察能力が低レベルというのもあるけど)、結構インターネットというバーチャルな世界の中では、非常に社交的で、明るく振る舞い、いろんな人と交流を持ち、日記も上手におもしろおかしく書いていることに気付く。

 ハナシはとんでもない方向に行くことをお許し下さい(酔ってきました)。

 私はその昔、彼女が欲しくて友達とナンパしたりお見合いパーティーに行ったりした。その場での私は、自分をアピールすることに必死で、テンション上げまくり、しゃべりまくり、歌いまくりの飲みまくりであった。今思えば基本的に引きこもり性質の持ち主である私が良くやったものだと感心する。でもそうやって彼女をゲットしたもんだ。

 今こうやって日記を書き、インターネットでワールドワイドに公開し、1日のアクセス数をチェックし、気の効いたコメントを残し、友達の友達のそのまた友達ってな感じで社交的に自分の存在を広めて行くこの「ソーシャルネットワーキングサイト」ってヤツは、当時の自分を思い出させるかのようだ。

 ぶっちゃけ、ブロガーの中には彼氏彼女が欲しいと思っている人がいると思う。私に言わせれば「バーチャルな世界でそこまでできるんやから彼氏彼女を作ることなんて簡単ちゃうんかい(だいぶ酔ってきました)」である。確かに現実とバーチャルの間には壁がある。しかしそれを取り除くことが第一歩ではないだろうか。

 彼女ができることを妄想しながらブログを続けていきたいと思っています(オイオイ)。