「これは普段着にはできへんやろ〜」なんて言っていたバックトゥザフューチャーのジャンパーが、最近はコマシに見えてきて着る機会が増えてきた。イケナイ傾向である。
私にはファッションセンスが無い。神様からはいろんなものを与えられたと感謝しているが、どうやらファッションセンスだけはお忘れになったようである。
嫁と付き合っていた頃、あまりにファッションセンスが無い私に向かって嫁はこう言った。
「結婚したら私が着る服とか靴とかコーディネートしてあげる」
その言葉が結婚に踏み切るキッカケになったと言うとウソになるが、それでも少しは期待したものである。何を選んでいいのか全くわからない服や靴を選んでくれると言うのだ。タイトルにもある通り、興味はあるのだ。
ところが結婚してすぐに子供ができ、コーディネート先は当然のことながら子供になった。子供はどんどんオシャレになっていき、私はどんどんダサくなっていく。服を買いに行ってもせいぜいユニクロ。しかもユニクロの中をうろうろしているうちに、商品の多さだとか人の多さに何だか疲れてきて「もうええわ」と何も買わずに出てきてしまう。たまに選んだ服は「高い!」とか言われ、「これ似合うんちゃう?」と息子用の靴を選んだら「それは派手やろ」と言われる。
確かに私が着る服は仕事のツナギか自転車ウェアのみ。靴も安全靴か自転車シューズ。その2パターンしかないのにオシャレを楽しもうとしてもムリである。いい服を買ったとしても着る機会が無いのである。
オシャレな服だったら「ちょっと梅田でも歩いてみよかな〜」になるのではないだろうか。
キレイな服を着ていたら少し背筋も伸びるのではないだろうか。
引きこもってるヤツにオシャレをさせたら外に出てくるのではないだろうか。
こんな記事を書いているからといって、ムリにファッションに凝ろうとしているのではない。自分の若さや健康やその他の維持の為に、玄関を出る前に「この服おかしくない?」ぐらいは嫁に聞いてみてもいいかなと思う。