昨日病院の待合室で、某高級外車専門雑誌が置いてあったので読んでいた。私は外車にはあまり興味が無いので、このような雑誌を買うことなんて無い。最近の「スーパーカー」と呼ばれる高級外車がどのようなカタチで、どんなスペックなのかということもほとんど知らない。知ってるのはグランツーリスモなどで登場するクルマぐらいのものである。
それでも「スーパーカーブーム」にどっぷり浸かって育った年代であるから、ランボルギーニミウラやダッジチャレンジャーが現代版で復刻したりとか、V型12気筒6000ccで500psオーバーのクルマが紹介されている記事を読むと、なんだか子供に戻ったようなウキウキ感みたいなものがあった。
モノゴコロつくかつかないかの頃、父親が仕事帰りにどこへ寄り道して来たのか、カウンタックのミニカーを買って来てくれた。それがとても嬉しくて毎日ガルウイングを上げたり下げたり、滑り台から発射させたり、銭湯に持って行ったり。すぐにボロボロになってしまったが、私とスーパーカーの出会いはあれからだったに違いない。
先日、鈴鹿サーキットホテルに宿泊した際、子供へのお土産にとS2000のミニカーを買って帰ったのだが、案の定めちゃくちゃ喜んでいた。毎日ドアを開けたり閉めたり、散らかしたオモチャの間を突破させたり、一緒に風呂に入ったりする。S2000がスーパーカーかどうかはさて置き、確実にクルマ好きへの道を歩んでいるようだ。
「スーパーカー乗り」と「スーパーカー好き」の間には、計り知れない程の収入や生活環境やその他の違いがあるが、是非頑張って前者になって頂きたい。私は後者で十分満足している。
ボロボロになったカウンタックが今でもまだ現存していれば、この日記の内容もビシっとオチがついたんだけど。