ここ最近、コルナゴ貯金の為にチョコチョコとヤフオクに出品し、小遣い稼ぎをしているわけだけども、「コルナゴ90万円」なんていう目標は遠過ぎるので、とりあえず「10速化と軽量ホイール」を目指して、こまめにマイオークションをチェックしたり、普段使い慣れていないバカ丁寧な文章を落札者にメールしたりしている。
今日は休みだったので、実家に帰り、いつか使うかなと思ってストックしておいたミニクーパーのオールドパーツなどを引っ張り出し、整理整頓していた。
昔取った杵柄と言うべきか、「コレは高くで売れるやろー」と思われるパーツが結構出て来て、私の勝手な見積りではすでにカーボンホイールぐらいは手に入ったような気分になっている。
しかし、正直言って「惜しい」という気持ちはある。
確かに今すぐに使う物ではないし、これから先の私の生活、趣味、環境などを想像してみても必要無いものばかりである。ウェーバーキャブや触媒キャンセラーなど「次のクルマはハイブリッドがええな〜。やっぱエコやで〜」などと考えているような者にとって、まさしく無用の長物だ。
だけどこれらすべて、一度は私の「息がかかった」ヤツらである。私と苦楽を共にした言わば友達みたいなものである。ホコリをかぶったモトリタのウッドステアリングを握りながら思わず目頭が熱くなってしまった自分に「アカンアカン、もっとドライになれ。昔は昔や。今を生きるんや」と、言い聞かせてみるのだけども。
インターネットオークションが普及して、簡単に個人間でのモノの売買が出来るようになった。不必要な物が必要としている人の手に渡るということは素晴らしいことだと思う。だけど、モノに対する愛情や、慈しみや、思い出などという値段の付けようが無いものまでも、簡単に取り引きされる気がしてどうも馴染めない自分もいる。
そんな葛藤もしながら、結局は今欲しいモノの為に出品するわけだけど(するんかい)、落札者様には、私の思い出も一緒に大切にしてもらいたいなー、と希望する今日この頃である。