シクロクロス初参戦~くろんど池~

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 人生初となるシクロクロスに参加してみた。会場に到着したのは正午前。お昼の試走時間にNAMくんが先導してくれてコースの注意点などをアドバイスしながら一緒に走ってくれた。これはかなり大きかった。どうもありがとう。やっぱり試走するとしないとでは全然違う。普段通勤で乗っているとはいえ、オフロードはぶっつけで走るとどうしても腰が引けてしまうので、ハード面でもソフト面でも準備ができたことはとても良かった。
 
 空気圧が高めだったのでNAMくんのエアゲージで調整してもらう。りゅう吉さんやK本さんらも来てくれて荷物を持ってくれたりゼッケンの手配をしてくれたり至れり尽くせり(笑)。とても助かりました。ありがとうございます。
 
 いよいよ出走時間が近付いてきてグリッドに並ぶ。随分後方だったが初心者なのでまあここで良い。そしてスタート!
 
 序盤のアスファルト直線では案の定ダンゴ状態で集団が加速。道幅が狭くなるので集団落車必須!と思ったらそうでもなかった。すぐにダートのシングルトラックに突入。先ほどのスタートダッシュはなんやったのやと言いたくなるぐらいにペースダウン。木馬の初心者MTBツーリングかというぐらいのペース(笑)。
 
 私の周りはおそらく試走もしなかった人がたくさんいたようで、ちょっとした轍や登り返し、急なコーナーなどですぐに足を着いて押しが入る。手こずるライダーを横目に見ながら次々とパス。本格的なダートコースは久しぶりだったにもかかわらず結構乗れてて、難しいセクションなんかも2輪ドリフトしながら走れるぐらい。どうしたんだ俺。
 
 階段セクションではりゅう吉さんとK本さんが応援してくれていた。嫌なとこで見てるなーと思いながら、階段を歩く(笑)。数人で階段を歩いて登っていると、「ピクニックか」と見知らぬ人に言われた。ワロタ。
 
 シングルトラックの難しいトコはほとんど乗車のままクリア。なかなかイケてるやん!と調子に乗ったら左カーブしながらの激下りセクションでズッコケ。人馬共全くダメージが無かったのでそのまま走りだしたが、ギャラリーが多いとこだったのでかっこわるかったな~。
 
 2周目3周目ともなると随分苦しくなってきて、平坦なところで速度が乗らん。せっかくシングルトラックで抜いた人に抜き返されて悔しい思い。シクロクロスはテクニックも大事だけど、何と言ってもやはり脚。悔しいのでまたシングルトラックで抜き返す。そして階段は歩く。恐らく邪魔だっただろうな。ごめんね。
 
 大きな怪我やメカトラもなく無事にゴール。しかしシクロクロスのレースがこれほどまでに楽しいものとは思わなかった。食わず嫌いであった。脚の無い私でも、テクニックで一矢報いることができるってのは痛快である。シクロクロス車の悪路走破性もかなり高い。MTB並であると感じる。細いタイヤ、ノーサス、ドロップハンドルなど、悪路には不向きなものばかりのような気もするが、それらがうまくバランスされてるようでとても乗りやすく感じた。
 
 そして何よりもあの雰囲気。純粋なMTBerやローディーにとっては排他的のように感じるあの雰囲気も私の勘違いだった。周りが排他的なのではなく、自分が排他的だったのだなと思った。今シーズンにもう一度ぐらい出走したいなと思う。協力してくれた皆さん、どうもありがとうございました。

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 りゅう吉さん撮影。