日本の車庫事情

●昨晩、木馬店長のところにウチのデモカーのオデッセイを持って行った。今使っている車庫にオデッセイが入るかどうか試すためである。

 そのシャッター付きガレージには、クルマだけでなく在庫の自転車やパーツやその他ガラクタがたくさん積んであり、今のブルーバードでもギチギチなのだけど、店長はミラクルな車庫入れテクで見事にオデッセイを収納した。

 しかしまあ当然のことながら、190cmを越える大男が乗り降りするスペースは左右に全く無く、最終的にはテールゲートから這い出すという荒業。実用的かどうかは謎だが、売った後のことは知らん、と程好く無責任な対応で挑みたい。

●私も仕事でいろんなお客さんの所へクルマを引き取りに行くが、やはり日本の車庫事情は厳しいようで「これどないして入れてん」っていうような家がたくさんある。

 車庫そのものが狭いというのもあるし、それに加えて前の道路の道幅が狭いせいで、車庫に入れる為にわざわざ自宅前を通り過ぎ、町内をぐるっとひと回りしてさらに数十メートルバックして・・・なんてのもある。

 皆様「自分の車庫限定」のスペシャルテクニックが身に付いており、車庫入れには結構自身のある私なんかでも到底足元にも及ばない。「あっ、自分で入れますんでそこ置いといてくださーい」なんて言われると正直ホッとする。

●日本の法律では、ご存知の通り車庫が無いとクルマを購入することが出来ない。そのハズなんだけど、都会を埋め尽くしているクルマ達ははたしてドコに納まっているのかと不思議に思う。本当に全部納まるだけの車庫があるのだろうか。

 クルマ1台に対して1台分の車庫があてがわれているのは確かだから、必ず絶対に「あふれるクルマ」は無い。無いハズ。しかしそれが全く信じられないほどのクルマの多さである。私の仕事もマンションのローンが終わるまでは安泰か。

 トミカパーキングに入り切らなくなってきた息子のトミカを片付けながらそんなことを思ったりした。