ワールドサイクルカップ2012個人TT


 
 3:30起床。4:10出発。4:20大日で鈴ひろさんピックアップ。近畿~名神で桂川SAに5:00。5:30NAMくんピックアップ。6:30会場着。いそいそと準備をして試走20kmほど。コース1周1.7km(TTのみ)。平坦でほぼオーバルだが、2つのコーナーはなかなかキツくて大幅な減速が必要。天気快晴、気温最適、無風。レース日和である。
 
 5周回する個人TT。30秒おきのスタートなので先にスタートした人と後からスタートした人が重なってぐちゃぐちゃになるかなと思ってたけどうまいことバラけてて混雑するということはなかった。私は3組目のトップスタートだったのでしばらくはオールクリアな状態で走ることが出来た。
 
 1周目…係員が後ろを持っててくれたので両方のクリートを嵌めて待機。発射台になるスロープはなかった。笛の合図で地味にスタートw。初めから飛ばすとタレるのは目に見えているので序盤は抑え気味に。それでもメーター読みで45km/hぐらい出たので落ち着いて42km/hぐらいに落とす。
 
 2周目…アップは十二分に行ったつもり(スタート直前3分前までローラーに乗ってた)だったが、レーススピードでのアップはしていなかったので心拍が上がってくるとさすがにしんどい。途中で咳き込んだりしてしまってちょっとペースが落ちた。40km/hぐらい。
 
 3周目…そろそろ苦しくなってくる。コーナーからの立ち上がりではなんだかうまくスピードが乗らず、40km/hに到達するまでに次のコーナーがやってくるという感じ。もうちょっと真っ直ぐが続けばな~と思う。直線番長である。
 
 4周目…輪をかけて苦しくなってくる。巡航速度が38km/hぐらいになってる。あかんと思いフンガー!と踏むと40km/hぐらいにはなるが維持できない。ケルビム号の巡航速度は38km/hか。遅いがな。淀川でTT練習してる時は42km/hぐらいで巡航できるのに、今日はあかん日なのか何なのか。どうもスピードのノリが良くない。
 
 5周目…後発スタートの速い人が追い抜いていったのでそれを目標に漕いでみると43km/hぐらいまで上がった。やっぱりなにか目標があれば伸びる。しばらくその人を目標にして速度を稼ぐ。最終コーナーを曲がってスプリントしてゴール。
 
 ペース配分について…一応最後にモガいたので出し切ったように思えるが、周回中は終始安全ゾーンで走っていたように思う。まあ安全ゾーンが悪いということではないけど、あんまり怖がって抑えすぎても良くないし、ペース配分というのは本当に難しい。個人TTなので甘えたければ甘えればいいし、ぶっ飛びたければぶっ飛べばいい。好きなように走れるので楽しいことは楽しい。
 
 アップについて…試走を十分にやったし、スタート直前までローラーを回してたのでアップは十分だったが、一度180bpmぐらいまで上げておく必要があったかも。脚はびっくりしなかったけど心臓がびっくりしてた。で、心臓がびっくりしたら連鎖反応で脚がびっくりし出すというパターンに。ペース配分と共に、アップについても大変難しくて興味深い。

 ポジションについて…TTポジションは奥が深い。序盤の元気なうちはポジションに気をつけて漕いでいるが、後半苦しくなってくるとだんだんとお尻がサドルの前方へズレてきて落ちそうになってしまう。あかんと思って元に戻すと出力が出ない。これの繰り返し。もうちょっと詰めればその辺はなんとかなると思うけど、やっぱりロードバイクをどれだけイジってもTTバイクには敵わない。ヘタに改造費にお金をかけるよりも、安いTTバイクを買ったほうが絶対速いと思う。
 
 レースイベントとして…個人TTは一番早い時間のスタートなので、パッと走ってパッと帰れる。少々勿体無い気がしないでもないが、会場を10時前に出発して帰宅したのが12時過ぎだったので、この時間的余裕は魅力。TTシーズンの幕開けにはちょうど良いイベントだと思う。また来年も出てみたい。
 
 その他…TTだけでなくクリテリウムも行われていたので、様々な決戦用バイクを見ることが出来て目の保養になった。みんな自転車が好きなんだなあと思う。それぞれのマシンに思い入れが感じられて、それを見ているだけでも楽しい。自分ももうちょっとレースに向けて機材の完調というものを考えなおさなければいけない。
 
 ええ加減なポジション合わせ、汚れ放題のチェーン、通勤で磨り減ったタイヤ等々。せっかく仕事の休みを取って、家族にもワガママを言って出掛けてきているのだから、ちょっとした悔いも残さないようにするべきである。残念な結果でもブログに面白おかしく書いてネタになればいいや~なんて思っているフシが多々あって反省しきりだ。次は内灘。機材やなんや言うてないで、今ある条件の最大性能を発揮するのがホビーレーサーの努めだと思う。
 
 レース中に応援してくれたお知り合いの方々、どうもありがとうございました。